2016年7月9日土曜日

選挙は明日だ。

ここへ来て、ネットに出てくる記事に「投票へ行かない事も民意の一つ」のようなお話や、「あなたの一票はそれほど重くない。」という記事が出だした。

選挙というシステムを理解していない人なら、簡単に騙されそうな記事なんだけど、これについて自分なりの所感を述べてみる。


バカが書いた記事だな。
しかも選挙というシステムを理解してない人を、選挙へ行かないようにするための騙し記事でもある。

選挙に出馬している候補はある程度の組織票を持っている。
持ってない人もいるが、その場合は自民党や民進党といった、どこかの組織票を持っている党に公認候補と認めてもらい、票の足固めをする。

そして、ここから問題なのだが、投票に行かないということは、投票率が下がる。
結果、組織票の強い候補者が当選をするというシステムになる。

これが本当に民主主義と言えるかどうかは微妙だよね。

つまり、国民全員が選挙へ行き、全員が投票をする事になると、いくら組織票が強くても、結果は全く分からなくなる。

選挙で一番大事なのは、実は結果が事前に分からなくなる事なんだ。
だから、政治家は必死に公約を取り付けて、票に結びつく政策を提示することになる。

政治家を選挙というシステムで監視する事で、金権政治に走れなくもなる。
組織票ってのは、お金がかかるのよ。
事務所、人員、ポスター、パンフレット、○○君を応援する会など、色々あるけどね。
だから、政治家とお金という問題が付いて回る。

①政治家は選挙で勝つために、資金が必要だから出資してくれる人のいう事を聞く。
②次に、当選しなければ政治が出来ないので、票を固めてくれる人のいう事を聞く。
③最後に、選挙中応援してくれる人たちの反応の良い公約を提示する。

こういう仕組みを理解したら、選挙へ行って投票をすることの重要性が分かるはずだ。

ほとんどの人が③に該当するはずだからな。

いつも感じるだろ?
国民の生活が第一、弱者救済と言っているのに、やっていることは大企業優遇政策で矛盾していると。

それは、お金を出してくれている大スポンサー様だからな、①の言う事が優先になるに決まってる。

お金をもってずる賢い人たちは、政治家に金と票を与えて、自分たちに都合の良い政策を作ってもらうってのは、世界の常識なんだ。

だから、政治に文句を言うなら、選挙に行ってから文句を言うべきなんだ。

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