2021年4月23日金曜日

某有名IPタイトルのスマホゲー終了かー。。。( ̄▽ ̄;;)

 また有名IPによるスマホゲーム終了か。

まあ、オイラが散々言ってることだけど。

小売店を使わず、全部自前でやるってことは、結果、運営、損失すべて自社で持つってことになる。

これまで日本のテレビゲームが安定的に成長してた影には、問屋、小売店が泥をかぶる(損失)ってことを商習慣的に行っていたからだ。

なので、1本ぶっこけると、損失は全部自社持ちってことになる。

「隣の芝生は青く見える」とブルートの店長がよく言ってた。

自社流通やダウンロード販売って、当たれば利益は全部自社持ちになるけど。

損失も同じ仕組みってことだ。

商売って肝心な部分、わかってない経営者多い気がする。

「なんでこれまで上手く行ってたか?」

ここに正確な答えすら出さず、「なんかこれからはこっちの時代だ!」的な判断だけで、流通すべてを含めた研究不足としか言いようがない。

マーケットやアンケート、顧客満足度とか、そういうのは気にするが、一度販売した後のソフトが中古としてどのように流通してるか?キッチリ調べ上げた方がいい。

何度も言ってることだけど、コアユーザーを頂点に下層へ流れ込み、商品がグルグルと回転してリサイクルされてる。

結果、新作として出した損失も、中古回転によって市場で利益は逆吸収されてんのよ。

で。

メーカーはアホなんで、こういう理屈わからんから、「中古ショップ撲滅キャンペーン」なんかやって、裁判で負けたわけだ。

あの時、素直に小売店側の提案通り、中古1回転につき、数円~十数円程度の利益をバックするって仕組みづくりに協力してりゃ、安定的に利益を得たのに。

んで、この期に及んで、ダウンロード版の運営、課金システムに偏った制作で、壮大にぶっこける案件が出ている。

オイラの見立てだと、今後、この業界は頭打ちになる。

損失を弾力的に吸収するシステムを自分から捨てにかかってるんでな。

だから何度も言ってんの。

「バカだ。アホだ。」と。

「行き着くところまで行って気づいても、もう遅い」ともな。