2021年10月17日日曜日

最果てのパラディン、2話までを見て思う事・・・(´・ω・)

 最果てのパラディン。

https://farawaypaladin.com/

まだ2話だけど、登場人物が主人公合わせて4人で進行してて、「脇を固める配役がしっかりしてると、きちんと成立するな」と思った。

たぶん、それぞれに何かしら理由がある様子で、難しい表情というか、感情をコントロールして演技しなきゃいけない。

年季の入った人じゃないと薄っぺらい事になるんで、「この配役は上手いこといってるな」と感心する。

転生ものの場合、一気に話が進んで登場人物も増え、合唱団的になるから、新人や中堅あたりを入れて、全体で見るから、フォーカスがぼやけて見えるんだけど、さすがに3話4人構成だと、ストーリーと人物が絞り込まれるので、ごまかしがきかない。

これに近いのだと、化物語で、あれは中堅あたりを基軸にしてて、登場人物が絞られてたから、実力のある人らが集まった稀な作品。

さらに昔だと「まんが日本昔話」で。

あれなんか2人でナレーション、登場人物すべてやってた。

さすがに、あれをこなせるだけの人は年季も入って実力のある人じゃないと務まらない。

改めて、「昨今の作品は大人数によって、全体像をフォーカスしにくい状態の作品が多いのだな」と思った。

けれど、結局、長く続く作品ってのは、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、サザエさん、ルパン三世、などのように、ある程度固定化した配役で作り込んだものが生き残ってるんだよなー。

長編物で登場人物が多いと、最終的に風呂敷を広げ過ぎて、「どうやって終わらす気なんだろ?」という風になる。

EDに今後登場するキャラクターもいるので、風呂敷をどう広げて、どう終わらせるのか?少し気になる。

2021年10月15日金曜日

慢性腎不全(CKD)の画期的な新治療方法を見つけた・・・しかし金が無いσ( ̄▽ ̄;;)

 厚生労働省の紹介になってるんだけど。

再生医療(細胞治療)を希望される患者様へ-厚生労働省-

東京にある「医療法人社団DAP北青山Dクリニック」という病院で、最先端の「再生医療」を提供しているらしい。

医療法人DAP北青山Dクリニック

その名称を「自家脂肪由来間葉系幹細胞」を用いた治療法らしい。


オイラの症状は「慢性腎不全」なのだけど、これ他にも応用が出来るみたいで、「骨髄由来間葉系幹細胞」や「臍帯血由来間葉系幹細胞」なんていう方法を使って、神経・脂肪・筋肉・骨・軟骨・他の内臓組織に分化(形態や機能を獲得)する能力を持ち、損傷した細胞や老化した細胞の修復が可能ということらしい。


さすがにオイラは医療の素人なのでな、書いてあることしか理解できない。

とはいえ、どういう手順か?だけは電話で聞き取って来た。


1・電話を直接して、コンサルティングという面談を医師と約1時間ほど行う。

このコンサルティングは直接、病院へ行くか、オンラインで行う事が出来るらしいのだけど「1回につき5,000円」かかるそうで、支払いはクレジット、現金、現金書留など、いくつか支払う方法があるってことで、まずは支払いを行ってからコンサルティングするってことみたい。


2・交通費自費で病院まで行く。

問題はオイラ広島に住んでるから、東京までの往復切符が必要になる。

ざっと計算したのだけど、一番安い東京行きの新幹線で片道18,000円、青山にある病院までの交通費を考えれば2万円は掛かると思う。

それの往復ってことだと4万円は軽くかかる。


3・治療に必要な料金は現金、もしくはクレジットによる分割払いしか方法が無くて、1,500,000円(税別)だそうだ。

「一桁間違ってない?」と思うような金額だ。w

これには理由があって、先端医療のため、保険適用外なのだ。


4・最低でも3回、病院に行く必要がある。

1回目は腹部から脂肪を取り出すようで、部分麻酔をして、脂肪を取り、あと血液も採取するとのこと。

これをもとに1か月で培養させるんだと。

培養後、2回目の訪問、腕に点滴を刺して、約1時間くらい注入する。

たったこれだけで、あとは体内で組織が再生されるのを待つってことらしい。

それから数か月後、2回目の訪問でも同じく点滴をする。

ここまでが初期段階の費用。


5・症状の重い、軽いによって、追加が発生するという。

つまり、上記の2回で腎機能が十分回復してないと、3回目をやるか?自分で決めなくてはならないそうだ。

もし「治療継続」となった場合、追加費用が1回50万円(税別)だそうだ。

つまり、これは4回目、5回目だってあり得るってこと。

ただし、最初に採取した脂肪細胞と血液を凍結して保存してくれているので、新たな採取は不要で、繰り返し培養したものを点滴で注入するってことらしい。


6・さて、交通費だが、2で説明した通り、往復約4万円ほどかかる。

それを最低3回訪問となると12万円だ。

継続治療となれば、さらに毎回訪問するのに4万円の旅費がかかる。


7・大がかりな手術ではないので、日帰りが可能。

ありがたいんだか、どうなんだか、微妙な話だけど、要は、脂肪と血液取って、点滴注入ってだけだからだ。

念のため体調に変化があったら対処して欲しければ、その日は入院して翌日帰宅という手段もあるそうだが、当然、入院費用も自費となる。


8・まだ実験段階なので、この治療法に対する成功率がわからない。

たぶん、なんらかの実績はあるんだと思うんだけど、どの程度回復するか?これについては個人差があるみたい。

なので、腎機能が回復しないこともあり得るってこと。

そもそも、治療とは言うけど、自分自身の体内で自己治癒させてるようなもん。

なので、腎移植のようなやり方では無いので、確実に機能が戻るってわけでもないんだが、自分の細胞を使うので、拒絶反応の心配などが無いって事がメリットらしい。

つまり、失敗しても身体的リスクは少ないという事。


9・これは博打になると思う。

仮に諸経費など込みで200万円くらいで治療出来たとして、治療効果があれば「ラッキー」だけど、もし治療効果が無ければ「借金」だけが残るって事よ。

リスクがあるとしたら「金」って事だけ。


なので、ここまでを総合して考えると、「オイラの命、、、自動車1台分かよ?」とさえ思う。

結構安いなwww俺の命。。。


現在140人ほどこの治療法を受けていて、慢性腎不全関係で治療を受けているのは4名だとか。

ちなみに、この治療法、同じ方法で「疼痛」と言った、神経系にも効果があるらしく、オイラが長年、事故の後遺症で首の痛みを持ってるわけだけど、「もしかして治る?」という期待もあるのだ。

これについては、受付のおねぇさんに聞いたら「可能性はあります」とのこと。


つまり、慢性腎不全の治療を目的としつつ、同時にもう一つ厄介な体の痛みも治るかもしれないって事になるわけだ。

「だとしたら、コスパ最強じゃね?」って思う。


しかし、初期費用、諸経費込々で約200万円ってのは、ハードルが高すぎる。

「これに一発賭けるか?」なんて、簡単に決められるほど裕福じゃないんでな。


恐らく、過去の事例を考えると「不妊治療」や脳脊髄液減少症に対する治療で行う「ブラッドパッチ」によく似ている。

これらは長年、患者の自己負担で、成功率が低かったり、治療を保証できない、もしくは有効な手段だと断言できないなど、いくつもの要因で、保険適用外だった治療法だ。

しかし、今では広くこの治療方法は知られていて、支援団体、政治家などの尽力もあって保険適用となっている。


だけど、オイラの体、もうあまり長く持つとは思えないのよね。

数値はギリギリのラインなので。


昨年、7月にシャント手術をしたけど、翌年1月には血管が閉塞してしまい、これでは人工透析が出来ない。

となれば、新たにシャントを作り直さなくてはならないのだけど。

医者からは「あんた透析に向いてない」と言われた。。。


理由はこうだ。

1・血管が細い

2・腕の動脈・静脈が腕内部内側に寄っているので、注射針は、かなり奥まで刺さないといけない

3・血管が深いので閉塞しやすい

4・人工血管を入れても、将来的には閉塞しやすいだろう

という見立てらしい。


ついでに言うと「5・血を見るのと、注射は大嫌い」ってのまである。www


人工透析は週3回で1回4時間必要だ。

これにオイラが精神的、肉体的に耐えられるか?ってこと。

かなり切実に「困った」になっている。

正直「耐えられる自信がない」とさえ。


透析を回避する方法があれば、真剣に悩むのは当然だろう。

「さて、どうやって金を用意するのか?」だ。


追記

方々調べて、名古屋大学大学院医学系研究科 病態内科学科 腎臓科って所を見つけた。

ここでは「脂肪由来幹細胞を用いた再生医療」を臨床試験していた。

https://www.med.nagoya-u.ac.jp/kidney/patient/regeneration_therapy_asc.html

なのだが・・・厚生労働省との協議で「まずは安全性から担保したい」という事で、臨床試験に参加する条件は「クレアチニン20以上」なのだそうだ。


オイラ7.12という風前の灯火なので、これに参加することは出来ない。

厚生労働省としては「万が一にも、低い数値の人で臨床試験して失敗して、透析になってはマズイ」って判断らしい。

医師が言うには「本当は上限を設けずにやりたかったのだけど・・・」だそうだ。

認可が下りなきゃ出来ない事なんで、こればかりは仕方がない。


1年半ほど、この臨床試験を行い、その結果次第で、次のステージに行く予定で、次はどの程度まで進むか?まだわからないそうだ。

2023年の春ごろには、今やってる臨床試験のデータがまとまるって事。

さすがに、1年半先は間違いなくオイラ透析してると思う。。。

さて、臨床試験なので、この場合、治験になるものは、病院側負担で、それ以外は保険適用になるとのこと。


次に広島大学 大学院医系化学研究科で幹細胞応用科学ってページを見つけて、ここにも問い合わせてみた。

https://www.hiroshima-u.ac.jp/bhs/research/lab/other/stem_cell_biology_and_medicine

実際に臨床試験に入るのは来年度らしく、それでも基準となる「クレアチニンは30以上」が条件とのこと。

募集も来年2022年になる予定だそうだ。


つーことで。

「打つ手なし」ってことだ。

さすがに気が滅入る。



2021年10月8日金曜日

すぎやまこういち先生が亡くなって、世間の騒ぎ方に違和感を感じること・・・

 マスコミが「すぎやま先生はゲームミュージックの先駆者」的な扱いをするから、若い世代は鵜呑みにしてる感じがする。


ゲームミュージックが花開いたのは、もうその数年前からで、アーケードではFM音源を搭載してサウンド面は大幅に強化されてた。


アーケードの名作、名曲と言われるスペースハリアーは1985年12月だし。

ファミコンオリジナルゲームで、未だに根強いフレーズを持つ、スーパーマリオブラザーズだって1985年9月。

これ以外にも、名曲と呼ばれる作品はいくつかある。

そうなると、ドラゴンクエスト第一作目は1986年5月なんでな。

後発組に入るはずなのよ。


ただ、ゲームの音楽の扱いが決定的に変わったと思えるのは1985年が境目で、それ以前と、それ以降では、かなり扱いが違うと感じる。


この「扱いが変わった」という現象を裏付けるのは、1984年にサイトロンレーベルから「ビデオ・ゲーム・ミュージック」が発売されてからだ。


これはナムコアーケードゲームから音源を拾った初のゲームミュージックレコード。

ゼビウスやパックマン、などが収録されている。


この時のヒットから「ゲームミュージック単体でも売れる」となり、アポロン工業からも1986年5月に「オリジナル・サウンド・オブ・グラディウス」が発売され、次に同年10月に「組曲ドラゴンクエスト」が発売されている。


これ時系列知ってないと、ホントとんでもないお話よ。


この後、ゲーム会社各社からアーケード、パソコン、ファミコンなどのサントラが発売されるわけだが、同時に音楽活動が認められて、矩形波倶楽部、ZUNTATA、S.S.T BANDなどが結成されるわけだ。

そして、すぎやま先生はドラゴンクエストの交響曲をコンサートで開いたりしていたし、各社のゲームサウンドチームが結成した「ゲームミュージックバンド」は、「ゲームミュージックフェスティバル」という合同で開催するコンサートを数年間続けたわけ。

この生演奏によるコンサートが行われたのは、「ゲームミュージックフェスティバル」だと1990~1995年の間。

ドラゴンクエストの交響曲コンサートは、もう古い事なので、記憶が頼りなのだけど、確か1988年だったように思う。(間違えてたらすまん)

ドラゴンクエストⅢとほぼ同じ時期にやってたような記憶なんで。


もう一つ、「題名のない音楽会」というテレビ番組で、ドラゴンクエストのオーケストラを披露したのは、これもうろ覚えなんだけど、1990年ごろだったはずで。

スーパーファミコンでドラゴンクエストVが発売されるちょい前か?それくらいの時期に近い頃だったと思う。

他のゲームミュージックバンドが、テレビに出演しないのに対して、すぎやま先生はドラゴンクエストをテレビで生演奏を披露したという点においては先駆者だ。

また、継続的にドラゴンクエストのコンサートを続けられたのも、すぎやま先生の功績が大きい。

他のゲームミュージックバンドの場合、会社の社員であるという状態なので、自由に音楽活動が出来なかっただろうという事は理解できる。

そして、メンバーが退社に伴う事で、版権は会社に残るが、自身は独立や他社へ行くなど、集まれない環境になったことも要因だ。


ただ、昨今、「ほぼS.S.T BAND」とか「ほぼ矩形波倶楽部」とか、そういう形で、会社に許諾を得て自前でコンサートを開く活動がなされている程度。

そこはもう、「資金力」や「版権」の問題で、すぎやま先生とは、明らかに立場が異なる。


偉大な作曲家が亡くなった事は、とても惜しいのだけど。

時系列を追って、きちんとした知識だけは知っておいて欲しい。

そして、他にも多数の敬意を払うべきゲーム音楽を支えた人らがいることも忘れてはならないと思うのだ。


それが結実したのが、先の「東京オリンピック」かもしれない。

すったもんだで混乱があったにせよ、開会式に使われた音楽はゲームミュージックだったからだ。



2021年10月4日月曜日

この一年のコロナ対応をした菅政権と次を考えた岸田政権について思う事・・・σ( ̄▽ ̄;;)

 自民党が「悪い」だとか「菅政権が酷い」とか、まあ、飛び交ってるんだけど。

オイラ的には「誰がやっても、この一年、ババを引く役割しかねぇよ」と。

コロナ対策に不備はあったし、10万円給付もしなかったし、ワクチンも初手では不備が目立ったんでな。

完璧とは言えない。

ただ、じゃあ、「お前がやったら出来たんか???」としか思えない。

すこし増長してんじゃねーの???とさえ思う発言すらある。

あれだけの人数の中で、それぞれが好き勝手なことを言って、最終的に判断して決めて、責任取ってるのが首相なんで。

国一つまとめるって、並大抵の事じゃないと思う方だ。

なんせ、会社規模でさえ意見をまとめるって、ほぼ不可能に近いからな。

必ず反対意見は出るし、止めるヤツもいれば、何も考えてないヤツだっている。

結果、「上手く行った」は結果論でしかなく、「失敗した」ってのも、結果論でしかない。

「たまたま」とか「運」とか、そういうことも絡んで来る。

とりあえず、オイラは菅政権発足時に、言いたいことは全部Twitterにぶち込んだ。

けど、「こりゃ本人読んでねぇな」と気づいたんで、「もうダメ」と切り捨てただけだ。

「あとはなるようにしかならんし、突っ走って結果出るまで、何も変わらん」ってのがオイラの当時からの見立て。

んで、1年やって突っ走って結果出たわけで、それが首相が辞任することだったわけだし、首相が変わる要因ともなったわけだ。

結果責任を取ったという意味では、一応、形は整えているので、なんも文句はねぇよ。

けれど、「もう少しうまくやる方法はあっただろうね」ってだけ。

そうはいっても「確定した過去」は変えられんでな。

次のこと考えるしかないべ?

さて、それでだ。

他の野党で仕事出来そうなのをみつくろうとしても、「おらんやんけwww」でしかない。

やる気満々で無能なヤツしかおらんやん。

総裁選で、地方票も併せて、岸田に流れたってことを考えても、「安定」を求めているのは明白。

ここで「改革」とか言って、無用な混乱を引き起こすヤツの方が問題を増やすんで、こうなったと思ってる。

「もうこれ以上の混乱はいらんよ」ってのは、地方に票を持ってる人らの判断だったと解釈すれば、一応、理解できるよ。

先進的で、革新的で、合理的で、仕事のできる人らからしたら、今の政治は体たらくにしか見えんのだと思うよ。

けれど、それはあまりにも世間を知らなさすぎる。

世の中ってのは、その3歩も10歩も後ろを歩いてる。

頭のいい人らだけが、すべてじゃないってこと。

いくら「改革」だとか言っても、20年、30年というスパンで見れば改革はされてる。

けれど、1年やそこらで変える「改革」ってのだと、「革命」に近くてな。

それやったの「悪夢の民主党時代」やで?

アメリカだとトランプが大統領になった時とか。

急に舵を逆方向に切ると、どれだけ混乱が起きるか?といういい見本なんだがなー。

政治ってのは、ゆっくり変えて行かないと、国が滅びかねない諸刃の剣なんやで。

2021年10月2日土曜日

90年代前半まで次世代機とは「動画を瞬時に扱える物」を指してたんだぜ!( ̄▽ ̄;;)

 youtubeでパチンコやスロットの遊戯を見ていて思う事。


「うーん、、、90年代前半まで語られていた、これからのゲームは映像の時代」って、、、パチンコ、パチスロのこったなぁ・・・と。



いわゆるCD-iとか、動画圧縮だとか、クイックアクセスだとか、ランダムアクセスって技術が「これからの本命」って言われていたわけだ。


けれど、当時から「いや、それゲームと相性悪いから」とオイラは言い続けていて。

あらかじめ用意された映像を切り替えるだけで楽しめるゲームって、、、ゲームじゃねーだろ?って思っていた。


しかし、長いスパンで見れば、相性のいいゲームってあったわけだ。

それが、パチンコ、パチスロ。


すでにレバーを叩いた時、玉が入賞した時に決定してるわけで、あとは映像として演出を出力するだけの装置なら、それで十分なわけだ。


とはいえ、パチンコ、パチスロをゲーム機と呼べるか?というと「微妙・・・」とは感じる。

しかし、オイラが思うに、30年前のパチンコ・パチスロと今のとでは、格段に今の方が「ゲームっぽい」と感じる。


恐らく、ゲーム開発会社がパチンコ・パチスロの開発を行ってるのも、そう感じる一つかもしれない。


とはいえ、基本的なギャンブル性ってのだと、変わってはいなくて。

演出がより「ゲームっぽくなった」というだけだ。


テレビゲームには攻略法はあるが、パチンコ・パチスロに関しては、基本的に攻略法なんて無くて、せいぜい釘と設定くらいしか違いは無い。


つまり、自分で動かせるか?確率論による運任せか?の違い。


技術介入要素ともいうけれど、テレビゲームのようなシビアな弾避けも無ければ、SLGのような高度な戦略的思考もありゃしない。


ホント、あの技術は(動画圧縮・ランダムアクセス・クイックアクセス)、遠回りしただけで、違った形で定着したよな。と。


となれば、やっぱVRも用途さえ間違わなければ、利用するシーンって生まれるのかもしれない。

ただ、、、やっぱテレビゲームとの相性で言えば、あまりよろしくない気がする。


abemaTVで期間限定無料配信の「化物語」を見て思い出すこと・・・( ̄▽ ̄;;)

 化物語を見直して思い出したけど。

テレビ放送は2009年7月頃。

確かテレビ放送は12話で完結していて。

「つばさキャット」って題名なのに、唐突に戦場ヶ原とデートする話になって、OPも最初の「staple stable」に戻ったんだった。


いい終わり方した半面、妙な違和感だけあって。

つばさキャット其ノ壹なのに、なでこスネーク直後ってことで、八九寺が忍をミスタードーナッツ前で見かけたという前振りもあるのに、つばさキャット其ノ貮で、いきなり戦場ヶ原とデートになるわけだ。


今思えば、デートの最中、父親の運転するシーンが長く、尺をあそこで使ってるんだと気づく。


確か、製作が間に合わなかったはずで。

本編12話放送終了後に、特番だか、なにかで「続きを製作している」ってのを見た。

たぶん、NHKの取材だったような・・・?


その時「回収できるかどうかも分からないものを作ってる。いつ公開できるかわからない。どういう形になるかわからないが、いずれ表に出す」ってお話を監督だったか、プロデューサーだったか、語っていて。


まだ描いてる途中の作業風景を思い出す。


結局、続きになるつばさキャット其ノ參~其ノ伍は、WEBで配信ってことになって。

2009年11月ごろには。

どうやって見たのか?覚えてないが、ちゃんと続きをみた。


この頃はWEB配信ってものに、まだ慎重な時代で。

かつ、どうやって配信すべきか?論すらまかり通っていたし、違法アップロードもあちこちにあった時代だった。


なので、企業側は「配信は有料」という風潮の元。

ちょうどこの時期、カップヌードルのCMで起用された、大友克彦の「フリーダム」がWEBで有料配信されてたはずで。

調べると2006年だった。


その時、続きとなる化物語は、無料配信されていたはずなのだ。

それで当時「ああ、これからは有料配信の時代じゃない」と気づかされた。


どういうことか?というと。

「新たな収益源を見つけて、無料配信せねば日本の映像コンテンツは廃れる」ってこと。


なので、この後だったと記憶してるんだけど、USENがGyaoを立ち上げる。


この時「発想は間違ってないけど、専用チューナーのようなものが必要な装置なのは、普及しない」と思うのだった。

当時は今と違い、専用の機器にLANケーブルを接続する必要があった。

今のようにPCやスマホなどで見れるようになるのは、USENからYahoo!に経営会社が変わってからだ。


当時、会社的にUSENと組んで、強力に販促活動をすることになったのだけど、USEN側が大幅譲歩をしていて、とにかく契約書を書いてくれればインセンティブを支払うって格好になっていて、さらに3か月以内なら返品OKで違約金も無しって大盤振る舞いをしたのだった。


この時、ちょうどオイラが2009年ごろで、佐賀にいたころだったはず。


会社命令なんで、「全員、返品してもいいから契約しろ」ってんで契約して、一応取り付けをして操作もして、数か月利用もしてみたのだ。


利用して思ったのは、ハッキリ言って「コンテンツが足りてない」に尽きる。

次に装置がWEBに繋げるためのブラウザ的なものであり、しかも内蔵CPUが遅いのか?反応がめっちゃ悪かった。

リモコンで操作して、2秒くらい遅れてカーソルが動くレベル。


「定額見放題」「オンデマンド」って事は理解したし、今後の標準になることもわかったけど、コンテンツが足りないのと、毎月追加されるものが少ないってのがある。


かろうじてアニメに少し強かったけど、それでも少し新しいくらい。

映画となれば大作は少ないし、新作も少ない。

「これじゃ成功せん」と思った。


ただ、「恐らく、これ日本が主導権握ったら世界で勝てるけど、海外の方が法的にも企業的にも先にやってくるはず」と思っていた。


なので、そのあとすぐに海外では、NETFLIXが台頭していたことは知ってたのだけど、「まあ、まだ先よ」って思っていたの。


結果を言えば、それらすべての予想は当たった。

契約金無し、違約金なし、3か月無料で、返品もOKとなれば、使いもせず、「接続方法が分からない」という声もあって、USENは大量の返品を抱えることとなった。


そうこうしているうちに、2011年3月11日がやってくる。

あの日を境に、日本はyoutube市場に切り替わる。


テレビが一斉に津波と地震、災害情報に全局特化したためだ。

もし、あの時、テレビ局がデジタル放送の強みである「3チャンネル」をフルに使って、災害と通常番組の同時放送をしていたら、日本の配信ビジネスは5年10年は平気で遅れていたに違いない。


3.11の時、何が起きたか?と言えば。

「レンタルビデオショップからすべてのビデオ、DVDがレンタルされた」ということだ。

1本も借りられないレベルで。


当然、アニメ専門チャンネル、時代劇専門チャンネルなどがある、CS放送の契約も伸びた。


今思えば、USENがもし、2011年3月のタイミングでGYAOを同じ条件で立ち上げていたら、間違いなく歴史は変わっていたと思う。


しかし、この時、小学生らは自分らで「youtube」を見つけて、「ここなら面白い動画がいくらでもある」と気づくわけだ。

大人の中にも、気づく人らがいて。

自由に投稿できることから、「暇つぶしに」と、動画制作をして投稿する者が現れた。


その代表格なのが「さよなライオン」で。

元はACのテレビコマーシャルを改造したものだった。

自粛によって、すべての企業広告が姿を消したため、すべてACの広告に差し変わったため、「同じCMばかりで鬱になる」とさえ言われたのだ。


これを変形ロボットにした「さよなライオン」は爆発的再生回数を誇り、その後、登場する他の動物たちも変形ロボット化するという作品が、様々なひとによって作られる。


かくして、日本の動画配信ビジネスは、奇しくも地上デジタル放送切換えとなる2011年において、動画配信&動画投稿の時代へ突入してしまうのだった。


そういう意味では、化物語が10年以上続くコンテンツとして続編が作り続けられ、今では当たり前のようにWEBで期間限定とはいえ無料配信される時代になるっていうのは、「時代」というそのものを反映しつつ、ヒットした稀な作品だと思えるのだった。