2018年2月16日金曜日

学習意欲の低い大人

子供へ親の口癖のように言う言葉は「勉強しなさい」なのですが。

その親本人が勉強したり、本を読んだり、習い事をしている所を見た覚えが無い人は多いと思います。w
もしくは、長続きしてないとか・・・w

もっと酷い親になると、一日中テレビを見続け、美容院では週刊誌を読み、空いた時間に長電話までしてる人もいます。。。(-_-メ)

視聴しているテレビもワイドショーが中心ですし、昼ドラのドロドロ愛情劇が大好きな人も多いようです。
それに週刊誌は悪書と呼べるシロモノで、あんなものを読んで賢くなるどころか、バカになる本だと思っています。w
そんなネタをしっかり拾って、電話で長話ってのがセオリーなんでしょう。

さて、こんな親を見て「勉強をしなさい」と言って、子供が見習うでしょうか?

日曜日に一日中ゲームをしていたら「外で遊べ、友達と遊べ」ですし。
漫画を読んでいたら「漫画ばかり読んでたらバカになる」と言う人もいます。
友達とLINEやメールでやり取りをしていたら「いい加減にしなさい」と口にします。www

さて、何が違うのでしょうか?

一つ上げるとしたら、「母親は家事をしている。」「父親は仕事をしている」という点なのかもしれません。
そこで子供には「勉強しなさい」という理屈かも知れません。

しかし、家事や仕事はやらなくては家族が生活出来ませんが、勉強はしなくても誰も死にません。www
学校のテストで困るのは本人だけです。

私は子供の時ほど遊ぶべきだと思ってる方なので、遊べる時にしっかり遊ばすべきだと思います。
学校の勉強は真面目に授業を受けて、ノートを取り、楽しく学校へ行く事の方が優先度が高いと思っています。

子供の頃、勉強漬けだった友達もいましたが、いつも自由に憧れている感じでした。
ある時を境に、不良に転向したヤツもいます。w
転校した後聞いた話ですが、いじめっ子だったのに、中学に入ると逆にいじめられる対象になった子もいました。

世の中、何があるか分かりません。
一寸先は闇です。
また、明日は我が身です。

誰しも人生に転落することもあります。
また、逆に登りつめるような人もいます。

そこに学業も必要なわけですが、それが全てでは無いと思うのです。

さて、勉強を強いる親御さんは、子供の頃、さぞかし良い点数を取って、毎日勉強して、遊ぶことよりも、家や塾で勉強する事の方が楽しかったんでしょうね???

親に反抗もせず、ただひたすらに勉強したのでしょう。
それが素晴らしかったから、子供に薦めてるんですよね???

と毎度聞きたくなります。

恐らく、ほとんどの親が言うのは「あの時、もっと勉強しとけばよかった」じゃないでしょうか?
自分が歩んだ道です。
子供に同じ道を歩ませなくないというのは、親心でしょう。

しかし、いつも思いますが、子供の人生はその子のものです。
親の私物じゃありません。
親が生きてる間、責任を持てるのは、衣食住くらいのもんです。

後は自分で乗り越える事ばかりで、親は諭す事くらいしか出来ません。
それだけ、人生を生きるって事は、サバイバルだと言う事です。

学習意欲の低い親が、勉強を強いても、また学習意欲の低い子が生まれるだけだと思います。
学習とは興味、注意、観察、検証、分析、結果、などいくつかのプロセスを経て学んでゆきます。
多少強引な考えですが、人間には元々備わっている部分なので、興味さえあれば、勝手に学ぶものです。

ゲームが好きな子はその攻略法や開発に関する事柄を学んだり、音楽が好きな子は楽譜を習ったり自分で作曲や作詞を始める子もいますよね。
物語が好きな子は自分でストーリーを考えて、ミニ小説を書いてみたり。
写真が好きな子は最近だとインスタグラムにハマったりしています。
このように興味こそ、学習の始まりだと思っています。

そして、生まれて一番最初の興味は親なのです。
だから、子供は親からしか学べません。
子供は親の鏡というのもそういうことでしょう。

親の言動、行動、考え、すべてが学習対象です。
見たままを、聞いたままを、知ったままを、そのまま真似をして成長してしまいます。

ゲームで言うと、チュートリアル的(導入部の説明)な部分です。
これがダメなゲームは、続けようとは思いませんよね?
また、次のステージに新しい発見があれば、「もう少し続けよう」と考えるのが人間の探求心というものです。
それは人生においても同じなのです。

大人から見て子供が行う摩訶不思議な行動や論理は「違うでしょ」では成長しません。
むしろ、「なぜそういう事になったか?」という過程を知る事の方が大事です。
間違った過程を踏むと、誤った解釈をしてしまい、失敗すると言う事です。

子供の年齢は実に大事で、3歳なら人生3年目ですし、5歳なら5年目です。
当たり前の事ですが、入社3年目で先輩社員を追い越して、バリバリ仕事をこなす人はまずいないでしょう。
5年目でようやく一人に任せて行動できるレベルです。

これを「早いに越したことは無い」という人が居ますが。
段階を経ておらず、習慣として身についてない状態では、忙しくなると手を抜きますし、荒も目立ってミスも連発しやすいです。

余程学習スピードが高い子でない限り、時短学習はお勧めできません。
頭が良い子と言うと特別のように思われると思いますが、どちらかというと記憶力の良い子が学習スピードが速いという印象です。

そして、その記憶力にも違いがありまして。
無駄な事を一切排除して、結果に近い部分だけ記憶するタイプと、1~10まで全てを記憶するタイプが存在します。

どちらのタイプなのか?は子供の注意深さとその後の行動を見ればだいたい分かります。

前者は学習スピードが速く、後者は遅い傾向なのですが、学習さえすればミスが少ないのは後者です。
しかし、後者のタイプにスピードを求めると、全体の流れを把握できない為、更に学習スピードが落ちてしまいます。

この特徴を基に、本人に合わした学習スピードというものも存在すると思っています。

さて、ここまで読まれた方は、恐らく学習意欲の高い大人だと思います。w
途中で「あ、もういいわ」って閉じた人は、集中力が弱く、人の話に耳を傾ける事をあまりしない人でしょう。

ここまでの事はすべて私個人の考え方ではありますが、人の話を聞くというのは、相手の考えを聴くわけですから、このくらい読めて当たり前だと思うのです。

週刊誌は待ち時間の30分や1時間読めますよね?
でも、他人の考えは読めないのだとしたら、なぜでしょう?

それは興味という対象だからではないでしょうか?
興味と学習意欲と持続力というのは密接に関係していると言う事です。

子供の教育を見直すには、まず自分から・・・だと思いません???