生活保護世帯に自動車を持たせることに反対の意見が多い。
「明日は我が身」という言葉を知らないアホどもと思う。
仕事が出来なくなった時、病気をした時、けがをした時、突然解雇された時、家が火事になって身ぐるみはがされた時、今度はお前が「蔑まされる対象」になるとなぜ気が付かん?
都会ならいくらでもバス、電車があるが、田舎だと電車もバスも無い。
車が無いと買い物にも病院にも行けない。
特に最近は郊外型の大型店、団地が増えたので、バスなどの路線が全く走っていない新しい道路に店が立っている。
比較的新しい病院もバス停が無い。
ついでに言うと、新しい団地にもバス停が無いわけ。
むしろ廃線になりつつあるバス・電車路線の方が多い。
これらすべてここ20~30年に作られたもので、今じゃ人の移動の主動線なわけだ。
ガソリンスタンドでさえ減ってる時代なんでな。
マジで車無いと生活詰むで。
これの問題は「資産(車)を所有していたら、売却して生活費に充てる事」という部分が「原則、所持を禁止」という流れを作ってるだけで。
現実には持っちゃいけないわけではなく、事情があれば持っていいけど、資産になる車は持っちゃダメってこと。
これは過去の判例ですでに所有を認めてるわけだが。
その線引きが曖昧なわけだ。
基本的に10年以上、10万キロ以上の車を無価値と判断し、その場合所持を認めてたはず。
過去の判例で。
ここに整合性をとるなら「リース車」を認めればいい。
リース車なら資産にならん。
これは企業でもやってる事で、自社で車を所有してたら資産として計上しなくてはいけないが、リースなら資産計上しなくて済む。
同じく、生活保護世帯に自動車の所有を認めさせるなら、リース車に限ればいい。
車に乗ってはいるが資産じゃなくなるんでな。
もう一つリースにした場合、こんな反論が出来る。
「自動車を持って旅行に行く贅沢をする人がいる」と言われても「リースだから、不用意に走り過ぎると、決められた年間走行距離など超過分料金を支払わなくてはいけない」と。
しかも、中古の10年、10万キロなんてボロボロの車で運転される方が危なっかしい。
ABSもついて無かったり、エアバッグも無かったり、当然、自動停止なんかもついてない。
衝突安全基準は古いので、搭乗者が事故をした時の安全性も低い。
リース車ならほぼ新車だし、いらなくなったら返却するだけで済む。
世の中「生活保護者が車を持つとか贅沢」とか言うのがいるけど。
生活実態を理解してないアホが言う戯言だと思う。
中には「生活保護者はアル中、知的障害があるから危険」とか言うアホがいたけど。
そもそも生活保護者じゃなくても、運転適性能力の無いヤツは運転してはいけない。
そういう発想はそもそも「差別」的思考なのさ。
つか、必死に生きてる人に対する冒とくだわな。
生活保護世帯でなおかつ、障害者認定されてる人なら、10年以上の古い車の所有を認められてる事があるけど、同時に高い税金を支払わなきゃならず、それでいて自動車税の障害者減免措置って矛盾した措置を行ってる。
この国の制度設計、弱者に対して無茶振りするの平気なんだよな。
それでいて、国民の多くは5体満足で弱者をいたぶる発言を容認するわけだ。
不正受給してるヤツなんざ金額で0.45%らしいぞ。
そんな1%も無い不正で鬼の首取ったように吠えるのは、お前ら鬼か?と思う。
不正を働いたヤツは刑務所に入れる、それは生活保護者も健常者でもだ。
これも当たり前だろ。
そこに線引きをする奴の思考はやっぱり「差別」意識の塊なんだと思う。