2016年7月1日金曜日

4k放送始まるらしいね。

総務省はBS放送を使った4k試験放送を2,016年8月頃から開始するそうだ。

現行の2k(フルハイビジョン)の倍の解像度だ。
これを受信するためには専用のBSチューナーが必要らしい。

つまり、今まで販売されていた4kテレビはチューナー未搭載ってことになるんだろうな。
デジタル放送前には、ハイビジョンブラウン管のテレビでデジタルチューナーが搭載されていなかったモデルと同じ構図だ。

まだ、4kチューナーは発売されていないらしいので、この夏くらいから販売が始まるんだろう。
そして、2018年には8k放送も予定しているらしく、2020年のオリンピックで、4k、8k放送を行うつもりらしい。。。

しかし、わざわざ専用のチューナーを用意し、テレビも買替を促進させる手法は、もう時代遅れだと思う。

現在は、youtubeなど動画サイトで4kのアップロードが可能だし、PCやスマホ、タブレットで視聴も出来る。
今後、自宅の大型テレビで家族が見るという時代ではないと感じていて。

PCやスマホ、タブレットから各々が好きな番組を選び、オンデマンドで自由な時間に視聴が出来なければ、ユーザーから見放されてしまうと思うのだ。

先日、話題に取り上げたAbemaTVも、この流れを加速させるだろうと思ってる。

すでにその兆候は現れている。
youtubeで、スマホ・タブレットの視聴は60%を超えた。


もし、テレビを今と同じく居間の王座に座らせて置くならば、モニターという発想に切り替えるべきだろう。

各家庭にPCサーバーがあって、それを中心にモニター、スマホ、タブレット、家電製品がコントロールできる環境を早く示すべきだ。


いわゆるスマート家電的発想なんだけど、あれは全く始まっていないじゃないか。

これを出来ない状況にしているのは、機器はデジタルだけど、繋ぎ方、利用方法が未だにアナログなんだな。w

共通のプラットフォームでソフトだけ書きかえれば使えるようにならないとダメ。
毎度機器を買替させたり、追加させてたんじゃ話にならない。

それと、これは2012年ごろから言ってる事なんだけど。
これからは、個人が撮影した映像をみんなが見る時代になる。

だから、4kテレビを売る事に熱心になるより、4kビデオカメラを売るべきだし、ネットへアップロードをする事を店やメーカーが推奨するべきなんだ。
なぜなら、アップロードした動画に広告収入を付けることが個人で可能な時代だからだ。

動画編集ソフトや編集に向いたPCを積極的にセット販売する考えも必要だ。

そして、ウェアラブルカメラの時代だから、高額な4kビデオカメラばかり売ろうと考えてもダメだ。
運動会や学芸会など子供の成長記録を撮影するために、高額なビデオカメラを購入する時代はとっくに終わったんだ。
だから、ウェアラブルカメラの使い方を提案するべきなんだ。

それが結果的に4kテレビが売れることに繋がる。とね。

ただ、あれから4年が経過して、状況が変わって来た。
いよいよ、4k放送が始まるわけだが、これから放送局が業務用4kビデオカメラに買替を始めなくてはならない。
もしくは、8kビデオカメラもだ。

そして、全てのビデオカメラを買替るのに数年かかるし、コンテンツが揃うとしたらもっと先だ。

これは、ハイビジョン放送と同じくらい時間が掛かる。
放送局には莫大な予算が必要となる。

そのスピードと市場のニーズは全く合わない。

PCの性能が上がり、4k、8kビデオカメラは低価格化と小型をするだろう。
編集ソフトも無料ソフトも含めて、簡単な操作が出来るようになるだろうし、使える人も今以上に人口が増える。

テレビが莫大な予算を掛けてコンテンツをコツコツ作っている間に、ネット上には数え切れないほどのコンテンツが溢れてしまうわけだ。

だから、テレビが王者だった時代は過去のモノになると思ってる。
総務省にこの考えが無いわけじゃないと思う。
単に、業界からの反発や慣例に縛られてるからなんだろう。

テレビ局はまだお金持ってるからな。
既得権益を守るためにも、この路線を変えることは容易ではない。

だけど、一度便利なものを手に入れたユーザーが、元に戻ることなどあり得ない。
4k、8k放送は、放送局にとって多大な負担を掛けるだけで終わりそうな予感しかしないのだ。


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