2019年3月24日日曜日

ゲーム売り場と環境整備はこのように行った。

ゲームの売り場づくりに関して、何度か書いてるけど。
あれは佐賀に居た頃の話だけど。
2008年くらいかな。

毎度、一から自分で作り直すわけだけど。
そこには必ずアルバイトやパートさんがいて、「まあ、見とけって、これから右肩上がりだから」って、売り場をいじり倒してた。

それから、毎週やることを明確にして、それを毎度スタッフにやらせていた。

ただ、楽しいというか嬉しい事というのは。
そうしていると、だんだん「あ、なんか言ってる意味わかったような気がする」と言われる瞬間だった。

そう。
見た事も体験した事も無い人に、成功事例だと言って説明しても意味は分からんのよ。

実際に売り場に立って、実際にお客さんと接して、実際にその売り場を作り、数字を見て、維持することで、その意味が理解出来るようになる。

そういう時はとにかくご機嫌だった。
ニコニコしながら「ようやく理解したか。しかし、まだまだ序の口やで。w」と。

実際、自分がやりたかった事の30%くらいしか出来てなかった。
それは、どうしても会社という枠があるからだ。

そこを逸脱するわけにはゆかないのよ。
特にほとんどの場合、金が絡むんで、「稟議書が通らない」と言われて却下されることばかりだった。
とはいえ。通常会社が指定しているやり方と比べれば、充分逸脱してるのだけど。w
ま、そこはちゃんと了解取ってんでな。

メイン通路のエンドに大画面テレビをテレビ売り場に要求したり。w
音量上げて、隣のPC売り場から「音量下げてくれ」って言われても下げなかったり。w

まあ、ある意味やりたい放題なところはあった。

けど、それでも周りが理解してくれたのは、光回線の契約バンバン取ってたからだ。
あの推進責任者はPC売り場担当だったからな。w

テレビはちょっと難しかったのだけど。
ちょうど、ブルーレイ出た頃で、映像と協力しろってお達しが会社や店長から出てたので、何とかなった感じ。

一時、ちっこいテレビに変えられたけど。
「あれじゃ売上上がらん」って言ってたら、隣のPC売り場の人が「前より人が止まらなくなりましたね」って援護射撃してくれた。w

それで元の大きさより少し小さいけど、40から36インチくらいのにしてもらって、ようやく数字が元に戻った。

当然、その数字は映像係の責任者にフィードバックしておいた。
じゃないと、また懐疑的になるからな。

映像担当者も「店全体の数字が上がるなら」ってんで、ようやく理解してもらえた感じ。
ゲームの店頭デモ映像に使ってるけど、あれも立派な商品なんで。w

そういう積み重ねもあったのか。
本部MDも少し理解したっぽくて、それまで新規オープンには、20インチくらいのテレビを数台用意する程度だったけど、それ以降のオープンでは大型テレビを予算に組み込んで備品として用意されるようになった。

ま、オイラの店はすでにオープン済みなので、出来んと言われたのだけど。。。

他にも、ネット接続って問題があって。
あの頃、まだネット必要って理解されてなかったのよ。

だから、試遊台にLANケーブルすらないわけ。
仕方が無いので、PC売り場に協力してもらって、備品かなにかの無線ルーターがあったんで、それで接続した。

これも、オイラの店の事例を聞きつけて、その後オープンする店にはLANケーブルを引くようになった。

で。
なんで気づいたか?っていうと。
本部の人が巡回で店にやってきた時、やけに試遊台で遊んでる人がいたらしく、PS3とXbox360なんだけど。

「あれ?」って思ったらしい。
それで、「どうやってあんなに遊べるゲーム増やしたの?」って聞いたから、「無線LANで飛ばして体験版DLした」って言ったら、「そんなことまでする!」って言われた。w

いや、「アタリマエダロ」。w
数カ月も前の体験版ディスク入れたままにしてるから、誰も遊ばないのだ。

実は無線LANで飛ばすってやり方は、その一つ前の店。
広島で同じ事をやっていて、4台も試遊台あるのに、LANケーブルなかったのよ。
それでレジ付近にLANがあることが分かったんで、そこから電波で飛ばしたのだった。
これも2006年頃の話なんで、そんな事やってる店は皆無だったごろ。

そして、試遊台のゲーム機も商品なので、いずれ展示品として販売する日がやってくる。
こんなこと、ハードの寿命が来る5年や7年後にやってたら、どえらい汚れてしまうので。

年4回ある「処分市」って時に毎回展示品として販売してた。
もちろん値段は出てるんだけど。
プライスに値段付けておいてるだけじゃ売れないのよ。
だから、スタッフに「PS3買いに来たお客さんおったら、必ず声掛けしとけ」って言っておいた。

そしたら、速攻で売れる。www
年4回なので3カ月しか使ってないからな。
それで値段が安いのだから、買うに決まってんだろ。www

ただ、HDDなんで、クリーンインストールが必要だから、あらかじめ作業をしておいて、箱に入れた状態で売れる体制にしておく必要があった。

こうして、売り場をガンガン回す事をしてたわけだから、他に手が取られるような事をしたくないってのは理解出来ると思う。

会社が年4回も処分市をするのは、展示品が常に新しい状態で魅力ある売り場であるため。
つまり鮮度を維持するためなのだ。

ここを理解せず、展示品価格で新品を出すアホもおるのよ。
だから、「お前はバカか?」っていつも怒ってた。w

通常のセールと処分市の違いを理解してないアホは鉄槌を下さないと理解出来ないのだ。

まあ、使える手札はすべて使ってた感じ。
それでも、若干自由が効かないのだけど。
あらゆる手段を行使して、ようやく全店の売上で上位に行くとか、店規模が小さい時は達成率で上位に食い込むとかやってたわけだ。

これらはすべてお客さんの導線を考えた末にやってることなんで。
売上という結果は後からついて来たものだと自負している。

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