2019年3月4日月曜日

19年前の今日はプレイステーション2の発売日だったようだ。

急に思い出したのだけど。
誰が言ったのだったか?

たぶん、ソニーの幹部?社長?関係者?
ホント思い出せんのだけど。。。

確か、80年の後半から90年の前半くらいまで「ソニーがそんなおもちゃ(ゲーム機)出すわけがないじゃないですかー!」と言ってたはずなのだ。

しかし、当時少し違和感だけがあった。
それがソニーはHitBitというMSXを出していて、しかも、FDD搭載で「イース」のキャンペーンをやって「あなたは欲しくなる」とか言ってたはずなのだ。

当時、同じように言っていたのが「松下電器」だった。
ここは少し毛色が違っていて、MSXでシェア1位を獲得したためか?
「当社は家庭用ゲームに興味はありません。今後もパーソナルコンピューター市場(MSX)を強力に推進してまいります」って感じだったはずだ。

まあ、ユーザーを不安にさせない為ってのもあるだろう。

が、結局のところ、ソニーはプレイステーションを任天堂と開発する事を発表するし、その後、決裂して自社で開発し販売した。
松下は3DO社からライセンス料を払って3DO REALを発売してしまう。

どちらもMSXを販売していたという点では共通している。
また、任天堂が強力な地盤を築いている状態に歯がゆい感じさえあった。

ソニーはたぶん、いつでも撤退や清算が可能なようにするために、SCEを作ったんじゃないか?とオイラはずっと思っている。

今は成功したから、んなこと一言も言わないけどね。w

逆に松下は会社を上げて入れ込む事になり、結果、中途半端なライセンス契約、中途半端なスペック、中途半端な販売網、中途半端なサードメーカー、中途半端なソフトラインナップ・・・と中途半端だらけで手痛い目にあう。w

特に問題だったのが人事だ。
白物家電を販売していた人が、ゲーム機販売のトップだったりするのだから、素人に任せてるんだから成功するわけがない。w

なんで、MSXで使ったノウハウや人脈使わなかったのか?未だに謎。
いや、もしかしたらいたのかもしれないのだけど。
ナショナルのセールスマンから聞いた話では、そういうことだった。

逆にソニーのセールスマンに聞いたけど「あれは別会社なんで、我々には情報が降りて来ない、なので、まったくわからんです」だった。
これが、オイラが言う「撤退、清算を前提にしてるんだろ?」と思う根拠でもある。

MSX以外作った事も無いソニーがVAIOなんてブランドを立ち上げてPCを販売していたのだ、あれと比べると、まるで温度差があって違和感しかない。

だが、結果的にそれでよかったのだと思う。
だいたい、90年頃まで、お客さん、つまりソニー信者でさえ「ソニーがゲーム機なんて作るわけがない」と豪語していた人ばっかりだったからだ。

特に年配者はオーディオのソニーというイメージが強いし、若い世代はPC機器の革命児、VAIOとCyber Shotってイメージだったし、ビデオカメラ市場でもソニーの独走状態は続いていた。

唯一ソニーが弱かったのが、VHSビデオくらい。
あれはマジで売れにくかった。
男性やソニー信者は簡単に買ってくれるけどね。
まず、操作が難しいリモコンだったし。
女性からは不人気だった。

という事で、プレイステーションとセガサターンが発売された年、オイラがハッキリ言っていたのは「セガが勝つでしょう。てか、その前に任天堂ですよ?」だった。

誰も発売前からソニーのゲーム機に興味を持って無かったに等しい。
しかも、成功するとも思えない。

そして、前段で書いたように「ソニーがゲーム機なんて出すわけがないじゃないですかー!」という過去の発言から、「こりゃやる気ねーし、ノウハウねーし、ソフト用意できないだろうし、素人が火傷して終わりだろ」と思うわけだった。

これがプレイステーション発売直前か前後くらいまでの様子。

また、余談だけど。
当時、ゲーム素人だった上司が「ソニーの方が会社がデカイから、任天堂が勝てるわけがない」だったし「ソニーよりもっとデカイ松下が本気になれば、あそこが一位になるはずだ」と言っていた。

なんでも会社規模で考える思考は危ないという事例かもしれない。。。

まあ、MSXで一位になれなかったソニーの逆転劇とも言えるし。
一位になった松下の転落劇とも言える気がする。

また、水面下でソニーがセガや任天堂と接触をしているという噂は何となく聞こえていたのだけど。(問屋経由で)
これを裏付ける証言がここ数年、経営に関わった人から出て来ている。

あ、ちなみに、オイラの予想としては「お前らホントはゲームやりたいけど、負け惜しみ言ってるだけだろ」と思ってた。w

という事で、今日はプレイステーション2の発売日なのだそうだ。
今年で19年目だそうだ。
おめでとう!

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