過去いくつもの職業で、国の方針変更によって淘汰された業種はある。
例えば刀鍛冶職人で。
それまで日本刀は普通にどこでも作られていて、どこでも買えていた。
廃刀令によって刀を持つことは禁止されたし。
持てば銃刀法違反だ。
どうしても工芸品、観賞用などで所持する場合には警察に届けが必要となる。
では、彼らはその後、どうしたか?だ。
実は、刀鍛冶の技術は包丁職人へと鞍替えする事となった。
日本の包丁がよく切れるのは日本刀の技術がベースだからだ。
とはいえ、これも時代によって変わるのもで。
今や包丁もカーボンだとかセラミックだとかステンレスだとか、素材そのものも多種多様だ。
その代わり、現在売られている日本刀ってのは、厳しい制限があるので、日本刀の製造工程、素材、すべて昔のままなのだそうだ。
つまるところ、日本刀はある時を境に技術は継承されたが、技術は進歩しなくなったのよ。
そして、包丁は特に制限が無かったので、現在では日本刀よりよく切れるのは包丁ということらしい。
まあ、サビにも強いしな。
商売って、なにかがあって、業態変更をするってのはままあるのよ。
てか、その繰り返しと言ってもいい。
例えばコーヒーを提供するお店が流行ると喫茶店が増えたし、そこで音楽を聴くとか、ダンスをするとか、そういう中から、別の業態へ移行したって例もある。
日本のゲーセンだって始祖を辿れば喫茶店のミュージックボックスだ。
タイトー(当時の太東貿易)セガなんかは、元々、輸入したミュージックボックスを販売やレンタルをしてたわけだし。
新型コロナが原因で廃業を余儀なくされたお店もあるわけだけど。
恐らく、これがきっかけで業態変更をするお店や会社だってあるはずだと、オイラは思ってる。
商売っていつも顧客のニーズに沿った販売をしてりゃ生き残れるんでな。
悲観的なニュースが多いけど。
オイラは全然悲観などしていない。
閉めてしまうお店もあるが、転業するお店もあるはずだし、新規で始めるお店もあるわけだ。
政府や専門家が心配するほど、日本の商売、産業は弱くないと思てる。
ただ、流石に貧困問題は別で。
金が無い、飯が無い、着るものが無い、家が無いってのは、自力でなんとか出来る話じゃないのよ。
政府が本来力を入れなきゃいけないのは国民の「衣食住」をキッチリ提供する事だと思ってる。
一人でも多くの国民が生きていれば、必ずそこから、誰か一人、そしてまた一人と、巣立って、自立して行くと思ってる。
そもそも自立が出来ない人ってのは、政府がどうとか言う前に、肉体的、精神的、何かの病気などを持ってる可能性が高いと思ってる。
見た目普通そうでも、病気をしている人ってのは多いべ。
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