仏道修行で「煩悩退散」なんて言葉があって。
「無心」になるとか「無我の境地」とかってのがある。
座禅なんてものがそのための修行だし。
滝行なんて荒行もそれが目的だ。
だけど。
これらの修行って、確か釈迦がすでにやって「ダメだ」って気づいて止めた修行だったはず。。。
瞑想や断食を続けたけど、ボロボロになって立つ事すら出来ず、危うく生き倒れするハメになったはずなんで。
だから、「荒行しても悟りは開けませんよ」と言ってたはず。
釈迦は悟りを開くためにあらゆる修行方法を試したに過ぎず。
試行錯誤の上で「これやっても無駄だわ」って悟りを開いたと思ってる。www
で。
世の中には「煩悩」や「欲望」「欲求」の権化みたいな人らがいて。
一般人より強く出る傾向の人らがいると思ってる。
そういう人が守銭奴経営になったり、ブラック企業になったり、ヤクザになったり、犯罪者になったりすると解釈している。
これは「血圧」をイメージすりゃいいのだけど。
普通の人の血圧は下が85~上が135くらいらしい。
が、、、高血圧症の人は下が120とか上が200とかって数値になる。
けれど、見た目も行動も、普通の人にしか見えない。
しかし、この状況を続けると、必ず身体を壊すわけだ。
正常値じゃないんでな。
だから、血圧を下げる薬を飲むわけだ。
その正常値よりも上を行く高欲望症とでも言うべきか?そういう人らからすれば、座禅や瞑想で急激に欲求を0に抑えるような荒療治というか、劇薬を使ってるようなもんで。
実際には0になんかならんのだけど。
(欲求を0にすることは死ぬんで)
一般の欲望値で60~80程度だとすると、欲望の高い人らの数値は130とか150を超えるのだと想定している。
それを「無我の境地」という劇薬で0では無いけれど、数値を下げる効果はあるわけね。
それで数値が一般人と同じくらいの欲望に至ると解釈している。
だから、ヤクザが寺に逃げ込んで坊主になったあと、悟りを開いたかのように思われるわけだが。。。
そもそもヤクザなんて、欲望の塊だった人間なので。
一般人よりも多くの経験をしている。
動かす金も億単位だろうし、人を泣かす人数だって100や1000人超えるだろう。
下手すりゃ人殺しまでする。
そういう人が、一般人と同じ欲望くらいに抑え込めれば、一般人からすれば「悟りを開いた人」と勘違いするに違いない。
要は経験知によるレベル差があるだけなんで。
一般の欲望値でそれだけの経験が出来る人ってのは少ないし、まずいないわけよ。
じゃあ、経験を積めば悟りを開けるか?というと。
これも間違い。
心の十界と呼ばれる「声聞界」程度の悟りしか開けていないので。
一番上の仏界にたどり着いたとは言えないのよ。
ただし、自分の失敗した経験から、他者を救う精神や活動は仏界に通じるのだけど。
ここはイロイロややこしいので今回は入れない。
言いたいのは「無我の境地=死を意味する」であって。
食欲すら否定するんでな。
そりゃ死ぬだろ。www
現代の坊主は、飯も食うし、肉も食うし、結婚もするし、子供も持つ。
世間の一般人と同じ暮らしをするのが当たり前だ。
つーか、それでいいと思ってるんだけど。
けれど、未だに座禅や滝行なんていうアホな所業は続けてんのよ。
形だけ残って中身が残ってないわけ。
そもそもの目的は何だった?そして、結果はどうだった?については、誰も検証していないし、誰も仏界に通じる悟りの修行とは断言していないわけ。
もし、断言してる人がいるとしたら、まだ悟りを開いていない菩薩界程度の悟りのはずだ。
もしくは、タダの詐欺師だろ。w
オイラ自身も悟りを開いちゃいないが。
荒行やっても無駄だとわかってる。
自分の欲望くらい制御出来るんでな。
高欲望症と名付けたが、あれは脳の病気の一つだと思う。
これから医学的、科学的に解明されて行くと思う。
たぶん、それに近い病名だと「サイコパス」とかが相当すんじゃねーのかな?
自分の利益のためなら、嘘でもなんでもするんでな。
一般人が、ブラック企業の社長、守銭奴経営をする経営陣、ヤクザの事を理解出来ないのは、かけ離れた欲望数値の高さだというのが個人的な解釈の仕方。
なので、人間に悪は存在しないと思っていて。
あれが単なる病気の一種だと仮定すれば、行動原理の説明がつくわけよ。
普通「悪い」と思えば止める。
それが止められない状態なら病気でしかない。
人に迷惑をかけているのに、良い事をしていると思っているなら、なおのこと重度の病気だ。
世間ではそれを「悪」だと断罪するだろうけど。。。
人間には「善悪」の区別くらい言葉が喋れない子供だってわかる。
ねじ曲がった家庭環境や教育で心や精神、脳機能が歪んだ末に、暴走状態に陥ってるとすれば、これも説明付くじゃろ。
荒行によって悟りは開けないが、強制的に矯正的に、煩悩の数値を正常化させるくらいの効果はあると思ってる。
だからと言ってお勧めはしない。
なぜなら「悟りは開けない」からなんで。。。
0 件のコメント:
コメントを投稿