2022年7月17日日曜日

TMネットワークの歌う「Beyond The Time(メビウスの宇宙を超えて)」の歌詞の長年の謎を追い求める・・・

Beyond The Time(メビウスの宇宙を超えて)

作詞:小室みつ子

作曲:小室哲哉

歌:TM NETWORK


ずっとTMネットワークが歌う「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」のエンディングテーマソングを違和感たっぷり聞いてて。


劇中で言えば唐突に終わるでしょ?そして、この歌詞が流れるわけだ。

「なんか?ひっかかるんだよなー」と。

ずーっと思ってたの。

で。さっき。

寝ててなんか気づいた。


「あれ?これって、劇中の主人公たちの事を歌ったものじゃなく、冨野監督の作品への思いを語った歌?」と。


確かにそういう風に聞くとしっくりくる。

本来なら「ベルトーチカチルドレン」で出したかったのに、会議で否定されて、合意成型された形で現在の劇場版が出来たらしい。


まさしく、冒頭の「you belong to me(あなたは私の物です)サヨナラ言えなくて いつまでも抱きしめたかった i belong to you(私はあなたの物です) 張り裂けそうになる この胸を君に差し出して♪」など、自分が作った作品をスポンサーや配給会社、製作委員会のような所へ差し出した・・・と解釈すれば、なんか納得できることに気づいた。www


ただ、意味不明な部分もまだあって。

「コバルトに光る 地球がある」とか「we belong earth(私たちは地球に属しています)」なんて部分で「地球」が英語、日本語両方出てて来るという点だ。


これは制作会社がサンライズなんで、サンライズだとしたら「太陽」でしょ?

だとしたら、冨野監督がいる所が地球って解釈になるのでは?と。


「you can change your destiny(あなたはあなたの運命を変えることができます) 時の向こう

you can change future(あなたは未来を変えることができます) 闇の向こう

we can share the happiness(私たちは幸せを分かち合うことができます) 捜して行く

許し合えるその日を♪」


基本的に「あなた」という部分が多く出るのだけど、名前や主語が無いので「誰?」かわからない。


しかし、この部分も「運命を変える」「未来を変える」「私たちは幸せを分かち合うことができます」と続き、最後に「許し合えるその日を」となります。

という事は、お互いの妥協点を導き出し、作品の未来を変え、運命を変え、興行成績で成功すれば、幸せを分かち合うことが出来、その結果許し合える日になるだろうと読めませんか?


また「探す」ではなく「捜す」という日本語を選択している部分にも注目です。

検索すると「探す」と「捜す」は『一般に「無くしたもの」「見えなくなったもの」や「居なくなった人」などを「さがす」場合には、「捜す」です。「紛失物を~」「行方不明者を~」 また、「欲しいもの」や「見つけたいもの」を「さがす」場合には、「探す」を用います。「職を~」「他人のあらを~」』NHK文化研究所より引用

だそうで。


この場合、元のベルトーチカチルドレンから「なくしたもの」「見えなくなったもの」「居なくなった人」がいることが連想されます。


「ああ、メビウスの輪から抜け出せなくて いくつもの罪繰り返す♪」

「ああ、メビウスの輪から引き寄せられて いくつもの出会い繰り返す beyond the time(時を超えて)♪」


ここの部分も「メビウスの輪とは?」という謎がずっとあったのですが。

これを日々、続く毎日の業務を指すと、人の仕事、業務はメビウスの輪のように延々と続きますし、失敗も繰り返します、さらにはその仕事を続けていると、新しい取引先など出会いがあります。

「時を超えて」という部分だと「長い年月をかけて」とも取れます。


「平和より自由より正しさより 君だけが望むすべてだから 離れても変わっても見失っても 輝きを消さないで♪」

恐らく戦争が終わって平和になったガンダムの世界、自由に作りたい自分、それを正しいと思う自分がいて、けれど、君だけ(スポンサーや制作会社)だけが望むすべて(映画化)だから、クローバーが離れても、バンダイに変わっても、作る意義をを見失っても、ガンダムという商品価値を絶えさせたくないのでしょう?というように解釈すると、一応、なんか辻褄合う気がします。w


「ああ、もう一度君に巡り合えるなら メビウスの宇宙を超えてbeyond the time(時を超えて)♪」

最後の歌詞こう結ばれています。

この「もう一度君に巡り合えるなら」という部分は、本来作りたかったベルトーチカチルドレンの事を指してるのでないでしょうか? 

そして、また時間を超えて、作る機会に巡り合えたらと考えると、一応、納得が出来ます。


そして、昨今、ベルトーチカチルドレンの再評価として漫画が作られたり、そして、ガンプラキットではナイチンゲールが発売されるなど、時を超えて、この作品に巡り合えていると思うと、未来を期待した部分のように取れます。


他の部分の歌詞も個人的な解釈があるのですが、字数がすごいことになるので、大まかにまとめる程度にしました。

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