初代シャイニングアンドザダグネスは発売日当日良く売れた。
出たのは1991年3月29日(金)だったらしく。
僕の記憶では「学校終わってから、即、店に行ったはずで、昼過ぎには店にいた」という記憶なんで、たぶん、春休みに入る直前、終業式でもあったのかもしれない。
なので、ホント、昼からひっきりなしに「シャイニングアンドザダグネスありませんか?」とやってくる。
店長も「午後から増えた」と言ってたはずで、購入層もだいたい中学生、高校生らしきのが多かった。
MDで本格的なRPGと言えば「ファンタシースター」以外、ほとんど思いつかないくらいRPG不足を引き起こしていて。
SFCでは豊富に発売されるRPGを横目にしてたユーザーも多かっただろうと思う。
まあ、SFCはCPUの処理速度が遅いという欠点があったため、ACTやSTGを作る事がそもそも困難という問題があった。
それがちょうど、時代的にマッチしただけで、意図したことじゃない。
しかし、市場はそういう風には受け取らないし。
当然セガへの風当たりも強く「なんでRPG少ないん?」と。
そういう中で出たので、売れ行きが良かったのだと思う。
僕は発売前からノーマークで、発売当日になってタイトルも中身もすべて知った。
「これ面白いん?」と店長に聞くと「一本自分用に買ってるから、中開けてもいいで」というので、裏に籠って1~2時間ほどプレイしてみた。
驚くほどよくできていて、「これは面白い!」と僕も当日、すぐ買った。
当初は10本程度仕入れるつもりだったらしいけど、「なんか動きが良さそう」ってんで30本か40本か追加したらしい。
それだけ追加しても、当日完売だった。
もちろん、近郊店でMDを本気で扱う店など他に無い時代なので、他店は午前中には完売してたらしい。
恐らく数本しか仕入れてなかったのだろう。
かくして、「シャイニングシリーズ」という伝説は始まったのである。
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