とあるTLで「プレイしてて腹が立つと、ゲーム機を投げつける」って話が飛んできて。
一つ思い出した。
これは僕が小学5年生の頃。
1年ほど前に近所の公園で遊んでいて、知り合いになった幼稚園児がいて。
公園の隣のマンションの最上階に住んでる子だった。
家に上がった事もあって、ジュースやお菓子を母親が出してくれた。
二人で一緒にファミコンして遊んだのだ。
それから1年後。
小学一年生になった時。
それまでも何度かお互いに家に上がり込んで、ファミコンで遊ぶとかしてたのだけど。
その日は、何を遊んでたか?忘れたが、その子がゲームをプレイしていて、負けたか、上手く操作が出来ないかで、僕の家のファミコン本体を持ち上げて、投げつける手前まで行ったのよ。
すぐさま制止して。
「やめろ!」と静かな低い声で叱った。
「自分が何をやってるのか?正確に理解してやってるのか?」とさえ諭した。
そしたら、本体を元に戻して、泣いて帰って行った。
それから数か月後。
「どうしてるかな?」と思ってたんだが。
ある時、公園で目にしたので声を掛けてみた。
しかし、一向に振り向かない。
無視されたのかな?と思っていたら、「気づかなかった」と言っていて。
「そんなことないだろう?」と不思議に思ったわけ。
それで話を聞くと「左耳が聞こえなくなった」と言っていて。
「なんで?」と聞いたら「お母さんに叩かれた時、鼓膜が破れた」と言っていた。
元々、何度か家に上がって、顔は見知っていたけれど、「金は持ってそうだし、身なりもいいのだが、なんか引っかかる親だな?」と思ってた。
親としてはかなり問題のある親だったと思う。
ただ、外面は良いので、すぐわからない。
僕が違和感を感じたのは、たぶん、そこ。
あの時代、子供が多かった。
様々な子を見たし、様々な家に上がり込んで親も見た。
子供に何らかの癇癪持ちがいたら、たいていの場合、親に問題がある。
嘘を平気でつく子もいたし、人をいじめる子、窃盗のような悪さをする子、など、問題児の家と親を見れば一目瞭然だった。
荒れている家庭の特徴ってのがあって。
玄関口、ベランダに物がたくさんある、もしくは散乱してても放置してるとか。
家の中に何もないとか。
異なる香りの芳香剤を使っているので、家の中で科学的異臭がするとか。
階段や床に埃が溜まったままとか。
金持ちだと、家は大きく部屋も庭も小奇麗だけど、親が常に居ない状態が多く、子供に大金を渡し好き勝手にやらせてるとか。
まあ、だいたい、こんな感じの家を見たら要注意だ。
必ず「なんかある」。
上の4つは、生まれた時から、そういう環境で育つと、幼稚園児、小学生低学年で問題を起こしてる事が多く。
最後の5つめだと、小学生の頃までは育ちのいいお坊ちゃんやお嬢様のだが、中学生くらいになると途端に不良と絡んで遊びほうけたりする。
むしろ、親が病気で伏せっている事が多かったり、早くに亡くなったような子は、他人に優しい。
そして、なにより、精神的にタフ。
親の影響ってのは、子供にとっては100に値する。
言われたこと、見せられたこと、されたこと、教わったこと、それは世界のすべてとなる。
だから、子供の育て方は難しいし、大変なのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿