2020年12月14日月曜日

なぜ?ゲーム販売店がユーザーを振り回すことになっているか?というお話・・・σ( ̄▽ ̄;;)

 ゲーム機の高額転売と、小売店による抽選販売について、どちらも「問題あり」と思っていて。

つまるところ、下手すりゃどっちも「ユーザーとメーカーの敵」って事になりかねない。

これまで販売店ってのは、ユーザーの味方だったのよ。

定価で売りたいメーカーに対して、低価格で販売したい小売店という図式で戦っていた。

これがいつの間にか、小売店が高額転売始めたり、抽選番号中抜き疑惑を持たれたり、横流し疑惑を持たれたり、これがホントかどうか?調べる手立てが無いのだけど。

事実なら、間違いなくユーザーとメーカーを裏切る行為だ。

どんな商売にも「暗黙の了解」とか「商習慣」ってものがあって、それで成り立ってる。

のだけど。。。

なぜか?一部暴走する店舗ってのは、いつの時代も存在する。

書店がそんなことをしたら、組合(日本書店組合連合会)から追い出されて、以降お仕事来なくなると思う。

そもそも、この業界、まだ業界団体が成熟してなくて。

本来なら1991年発足のJAG(ジャパンテレビゲームチェーン協会※すでに解散)が継続してりゃ、もう少しマシな展開も期待したいところだけど。

ありゃ空中分解(1996年解散)しちまったんでな。

ソニーのプレイステーションで、新品と中古の取り扱いについて、加盟店同士の意見が対立して空中分解したってのが、大筋の状況。。。(まあ、ここにはいろいろ裏話もあるけど、今回は端折る事にする。)

この業界、小売店側がずっと弱者で、対等に商談出来ない原因はJAGの空中分解にあるってのが、オイラ的歴史の見方。

家電量販店だってNEBA(日本電気大型店協会※すでに解散)って団体持ってたから、メーカーと対等に商談出来てたわけだし。(補足しておくとNEBA解散後から、家電量販店の出店競争が激化して、現在のように地域性も無くなった。そのため、企業単独で販売規模を維持出来ないと価格交渉が出来なくなったので、合併や吸収などが起きて業界再編された。)

どんな業界もメーカーと対等に取引条件を引き出すには、業界団体(加盟店舗)って必須だと思っている。

お店によって、販売方法が異なったり、抽選方法や表示に統一性が無いとか、ユーザーを混乱させて振り回しているのが、現状の小売店なので。

しかも、そもそもがゲーム専門店じゃなく。

家電量販店、本屋、レンタル屋、スーパーがそもそも本業だったりするから、余計ややこしい。。。

テレビゲーム専門店だけが集まった業界団体が集まらないと、こういう騒動はいつまでも続くと思う。

だって、メーカーには価格拘束力、販売店に介入する根拠が無いと公正取引委員会からお達しが出ちゃったし。

中古販売に関しては、「小売店側が自由に販売できる」と最高裁で判決でちゃったからなー。

まあ、これらはメーカーが強引にやり過ぎたからであって。

(当初はメーカーへ還元する方法を提案していたが、メーカーが蹴った)

身から出た錆だと思ってるけど。

あれから、もうそろそろ30年やで?

「ええ加減、大人になれや!」って思うわ。

しかし、足元を見れば、古株の中古ゲームショップは、一時はFCで拡大した所もあるけど。

軒並み、倒産しまくったんでな。

残ってるお店は新しい所で、まだ歴史が浅いのよ。

JAG解散後も、何度かテレビゲーム販売店の協会が設立され、乱立したり、統合もされたけど、結局最後は解散という目に遭っている。

たぶん、業界として小売店が大人になれない原因はここ。

そして、今や巨大資本を持っている家電量販店、スーパー他、異業種が大きく縄張りを広げているんで。

今から業界団体立ち上げるとか、やっても効果薄だと思う。

あの当時、中古ショップの店長が言ってたけど。

「みんなお山の大将」って。

話がまとまらなかったのが原因なのだ。


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