まず、これを書いた理由から説明しよう。
現在「セガゼミ」がyoutubeで公開している。
これを踏まえて、当時の状況を説明、補足を行って行きたい。
1994~1995年年末までの、セガサターンで発売されたゲーム発売リストは、後世の教科書に残したいほど素晴らしいものだった。
2014年11月22日セガサターン本体発売
同日発売
「バーチャファイター」発売時キラーソフト
1995年
1/20
「ビクトリーゴール」3/18よりJリーグ開幕
4/1
「デイトナUSA」春のキラーソフト
4/14
「柿木将棋」定番アイテム、名人戦4~6月
4/28
「三国志Ⅳ」光栄からSLGキラータイトル
5/19
「極上パロディウスだ!DELUXE PACK」コナミからSTGキラータイトル
5/29
「完全中継プロ野球グレイテストナイン」4/1パ・リーグ公式戦開幕
5/26
「スーパーリアル麻雀PV」ACヒット脱衣麻雀の移植
7/14
「バーチャファイターリミックス」7/20頃から夏休み
7/28
「実況パワフルプロ野球’95開幕版」8/7から第77回全国高等学校野球選手権大会
8/11
「アイドル麻雀ファイナルロマンス2」脱衣麻雀追加
「ウイニングポストEX」光栄から定番育成SLG、7~8月は競馬レースなし
「卒業II 〜Neo Generation〜」PCヒット、ギャルゲーの移植
8/25
「AI将棋」定番ソフト、王位戦7~9月
「ファイプロ外伝ブレイジングトルネード」プロレスのヒット作シリーズ
9/1
「実戦麻雀」非アダルト麻雀の登場
9/14
「レイヤーセクション」ACレイフォースの移植
9/15
「将棋まつり」定番ソフト、王座戦9~10月
9/22
「マスターズ~遥かなるオーガスタ3~」定番ゴルフ
「ワールドアドバンスド大戦略~鋼鉄の戦風」定番SLG
9/29
「シムシティ2000」PCヒット、サンドボックスSLG
「永世名人」定番将棋、竜王戦10~12月
「出たなツインビーヤッホー!DELUXE PACK」コナミのヒットSTG
「信長の野望:天翔記」光栄から秋のキラーSLG
10/27
「ぷよぷよ通」パズル落ちモノヒット作、秋のキラーソフト
「プリンセスメーカー2」PCでヒットした育成SLG
11/17
「ドラゴンボールZ真武闘伝」ヒットアニメの格ゲー
「野茂英雄ワールドシリーズベースボール」当時の大人気選手起用と10/21からペナントレース開幕
(以下、クリスマス需要時期
11/27
「バーチャコップ」ACヒットから早期の移植
12/1
「バーチャファイター2」期待の年末キラーソフト
12/15
「ダライアス外伝」最新ダライアスの移植作
11/22
「機動戦士ガンダム」バンダイの定番ガンダム作品
12/25
「真・女神転生デビルサマナー」ヒットRPGシリーズ
12/29
「セガラリーチャンピオンシップ」AC絶賛稼働中のレースゲーム
ざっと一年で動きのあった覚えのあるタイトルがこれ。
(さらに詳細はwikiを参照してもらいたい。)
ほとんど、時系列的に社会の動きと連動してんのよ。
あと、必要な定番ソフトを挟むように発売している。
これ以外も含めて、1995年だけで144タイトルが発売された。
そりゃ、年末年始勝てて当然。
ほぼ毎月、山場となるソフトが出ていて、重要な繁忙シーズンにキラータイトルや有名タイトルを入れてるとか。
これホント、お手本にした方がいいレベル。
今成功しているSWITCHもほぼ同じような感じ。
あれ出すタイミングが上手い。
それを3年続けてるんで。
セガはこの1年しか出来なかった。
翌年から、これら定番やシリーズ、ヒット作の移植に恵まれなくなってくる。
これはセガが主導したわけではなく、単に運よくこの順番になっただけだと思うけど。
任天堂はいつもこの時期をよく考えて、ソフトを投下してる印象がある。
「ハードウェア戦争」「次世代機戦争」とはよく聞くだろうが、それはいつも「スペック」を指標に語られることが多い。
しかし、「実際には発売されたゲームソフト、時期、タイトル、などで、大きく本体の売上を伸ばす事が出来るか?出来ないか?」だ。
過去、市場で大きなシェアを握ったハードほど、ソフトに恵まれたのが要因としかオイラは思わない。
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