2018年1月25日木曜日

記録的大寒波なので、暖房器具の使い方編。

さて、天気予報では、今週末まで寒波の影響を全国的に受けるそうです。

”寒さ対策は万全ですか?”

最近はエアコンで暖を取るご家庭も多いと思います。
私も基本はエアコン派です。
火の元の心配が一番少ないですからね。

”ですが、エアコンには唯一の弱点があります。”

それは外気温が0℃以下になると、暖房能力が落ちるというモノです。
”落ちる”というと「ああ、少し効きが悪くなるのかな?」と思われがちですが、実際は「止まる」と言った方が状況的には正しいと思います。w

これはエアコンの仕組みに由来します。
冷房時は室内へ冷たい空気を送り、室外機からは温かい風が出ます。
そして、暖房時はその逆、室内へ温かい風を送り、室外機からは冷たい風が出ます。

そして、暖房時において、室外機はカチコチに凍ります。
霜が付くと言うべきでしょうが、霜が集まって氷になるわけです。

”なので、これを溶かさないと、どんどん氷が大きく張り付いてしまいます。”

エアコンは一度運転を止めて、パイプ内に流れるガスを逆流させて、霜を溶かします。
この溶かす時間が、気温によって変わります。
温度が低ければ低いほど、中々解けません。
また、積雪によって埋もれてしまった場合、完全に止まってしまいます。

積雪地方では雪かきが必要な場合がありますので、ご注意ください。
また、エアコンだけで暖を取らず、電気ストーブ、電気毛布、電子カーペット、などを活用して暖を取る事をお勧めします。

ファンヒーターや石油ストーブを使うのも方法です。
ただし、部屋を閉め切ると一酸化炭素中毒を起こす心配もありますので、換気だけは良くしてください。
方法としては、換気扇があれば回す。
無ければ、扉を少し開けておくなどです。

”灯油には少々面倒な後始末があります。”

灯油を使う場合の注意点として、昨年使った古い灯油、いわゆる「持ち越し灯油」は使わない事。
これは空気中の水分が入り込んでいる事がほとんどなので、これを使うとファンヒーターや石油ストーブの着火が悪くなったり、燃やしても煙が出るなどの原因となります。
一度やってしまうと、修理しないと直りません。

そうならない為の対策は、シーズンが終わったら灯油は全て使い切りましょう。
ファンヒーター、石油ストーブに残っている灯油をすべて燃やし、底に残った灯油はスポイトなどで吸い上げて空にしてください。

「残った灯油がもったいない」という行動でファンヒーターや石油ストーブを壊したのでは意味がありませんので、きちんと守りましょう。

最後に、電気ストーブ、石油ストーブ、ファンヒーターなどから火災になる事故が多いシーズンです。
衣類を近づけて乾かさない。
狭い所で使わない。
燃えやすモノを近くに置かない。
など、気を付けてこの冬を乗り切ってください。

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