2019年7月16日火曜日

山本太郎の政見放送を見て思ったこと。

うーん。。。
関ペ無しでしゃべる辺り、そこは元役者やろ。

台本も誰か頭のいいヤツが書いてる。
そもそも、コイツ一人でしゃべらすとアホみたいな事しか言わない。

理路整然としていて、聞いてる分には「そりゃすごい。いい事だ」と思う。
けど、「ちょっと良いこと言い過ぎて甘い言葉過ぎる」とも思う。
ほとんど詐欺の口車に乗るレベルだ。

マレーシアで消費税廃止とあるのだけど。
調べるとだね。
廃止じゃなくて、法整備しなきゃいけないから、とりあえず6%→0%に税率を変更させただけ。

代わりに、それまであった「売り上げ・サービス税」が復活してる。
けど、それだけじゃ財源が足りないので。
石油産業に再び依存した財政に戻している。
また、法人税も元に戻すということらしい。

それでも足りないというので。
観光税、金融所得課税、取引時課税、相続税、贈与税、クレジット税、砂糖税、出国税、デジタル税、不動産関連税と、不足してる財源を集めるために、税収の項目を増やしているようだ。

日本も消費税を下げる、もしくはゼロにした場合、別の財源という話にはなるので、どこかにしわ寄せは行く。
それが公平なのか?不公平なのか?って問題もあるけど。
基本的にオイラの考えは、「金は金持ちからしかとれねー」ってのがある。

山本太郎の言うように、段階的に税率を変えるのもありだろうけど。
それで税収を賄えるなら、多分とっくにやってるだろ。

社会保障費の増大が問題でもあるけど。
こういう目先の事を追いかける連中に任せると、財源問題にぶち当たると、真っ先に支出を抑える方向を出すに決まってる。

それは民主党政権でも同じだったし。

日本は段階的に社会保障費を削減しつつ、財源不足を補う消費税の導入を進めた国なので。
じっくり、ゆっくり、制度を変えてきた。

なので、いきなり元に戻すとか、いきなり税制を上げるとか、どちらも劇薬でしかない。

急激な税率変更は、一般庶民あるいは企業から反発を食らうのがセオリーで。
それは信長の野望でも実際にイベントとして起きてしまう。www

日本の徴税システムと支出に問題あるっちゃあるけど。
ジワジワ変えてきたから、混乱が少なかったであって。
急激なことをやらかすと、どこかで拒絶反応を起こす。

国のかじ取りってのは、急ハンドルを切ると、上手く行かないってのは、過去も海外の事例を見ても明らか。

自民党が良いとは言わない。
けど、地域に根差した組織を持っていて、あらゆるところから不満や注文が飛び交い、それを利害、利権、善意などを駆使して調整して、国をコントロールしてるのが実態だと思ってる。

なので、確かに金に甘い議員も多いのだけど。
コントロール出来てるのも事実なんで。
これが難しい所なのだ。

所詮政治家なんて理想だけでやっても務まらないのはそういう事で。
衝突するものをいかに衝突させないか!?という手腕しか見せどころが無いのよね。

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