2018年7月21日土曜日

安倍首相が広島入りして揉めてる件。。。

本日、広島入りした安倍首相。

同じ県民の中でも、意見は真っ二つに分かれている。
「お忙しいのにありがとうございます。」と言うものや「何しに来たん?税金の無駄」というものまで、幅広い。

しかし、全体的に見ると「お願いします。」「助けてください」という声の方が圧倒的と感じる。

逆に思うのだが・・・
芸能人も現地入りしてボランティア活動してたのよ。
それって、ほぼ全員が美談として祭り上げていて。。。
SNSを中心に凄い騒ぎになっている。
いや、それ自体はとてもありがたい事だし、感謝しかないんだけど、一国の総理がやって来ると、なんで噛みつくのか?理解できない。

他にも地元企業が8億円を寄付したんだけど。
これも美談として上がっている。
だけど、政府として災害対策費用を出すという事については、「遅い」「足らない」「ばら撒き」などまるで逆の反応だったりする。

しかし、よ。
よくよく考えたら、人ひとりで出来ることなど、限界がある。
国が動いたから西日本豪雨に当たる災害支援、救助が五万人態勢で行われてるのよ。
激甚災害の指定もされるから、被害金額の算定が行われ、現地の復旧が進むわけだし。

人とお金に関して言えば、どちらも同じだし、より強力なのは国が動いたという実績は揺るがないと思うのよね。

草の根の小さな活動はとても大切な事だけど、それは美談として扱っても、国が動く分は別腹ってなんか違和感しか感じないわけね。

一つ言える事なんだけど。
行政という組織に対して無知が原因じゃないか?と思ってる。

行政ってのは紙切れとハンコ行政だ。
過去の震災で、「対処が遅い」「決定が遅い」と縦割り行政の弊害が叫ばれていた。

そして、毎回改善されていて、今回は水害ということもあるのだろうか?初動がそれほど遅いとは感じていない。
物資輸送に関しては三日でガソリン、食料、水などが運び込まれた。
もちろん十分とは言えないが、全く入らない状況を変えたわけだ。

人的投入も早かったと思う。
自衛隊を中心に道路復旧や倒壊した家屋の撤去などが行われ、同時に人命救助も行われている。

まあ、海上自衛隊、陸上自衛隊もすぐ近くにあるのでな。
そういう地理的な面で、到着が早かったという印象もあるんだけどね。

でも、これらすべて、行政の動きなんで。
同時に紙とハンコが無いと動けないのよ。

だとしたら、早いと感じるわけさ。

あとね。
総理や大臣に「スコップ持て」とか「ポンプ持って来い」とか、それおかしいと思うのよ。
だって、大臣や総理がそれをしても、人ひとりのやれることは限界あるでしょ。

それより、紙きれ一枚作って、ハンコ押したら、五万人投入出来るんで。
自治体へ支払うお金も繰り上げ出来るし、災害支援のお金も出るんやで?

それに、現地に行って体育館でお見舞いしてる姿しかテレビで見てないのだろうけど。
広島県知事や各市長とも会って、意見交換したりしてる。
たぶんだけど、警察、消防、海上保安庁、自衛隊、医療関係者のトップとも会ってるはずで。

そういう実務面をテレビで見てないだけじゃないかな?と思うわけ。

だいたい、災害が起きた場合の現地の責任者って知事や市長よ。w
国のトップと会わないわけがないじゃん。

県と市が国へ要望書を出して、官僚が書類を作り、大臣や首相がハンコを押す。
これ当たり前の行政の行動やで。

他にも、県や市で対処できない問題等もあり、そういう場合は国の人脈や技術を借りて対応するってのもある。
トップ同士が会談するメリットは必ずあるはずで、「何で来たん?」は実務面を知らないだけで言ってるんだと思うわけよ。

あと、情熱や熱意、正義感ってので言ってる人もいるのだろうけど。
それも大事だけど、行政の持つパワーはそれ以上の専門性も兼ね備えているので、素人が言っても、もう対策済みとか、指示を出してたとか、毎回、災害後に分かったりしてるよね。

最終的に何が言いたいか?というと。
個人でやる事が美談というのはおかしいと感じていて、みんなで協力した方が余程パワーがあるって思う。ってだけ。

草の根と行政というパワーの両輪が必要だと言う事であって、どっちが良いとかじゃないんだよね。

もう少し、世の中の仕組みを学ぶ姿勢ってのが必要だと思うし。
みんなで力を合わせるという謙虚さも必要だと思うのさ。

個人で出来る事には限界がある。
それぞれの立場で出来る事にも役割がある。
だったら「スコップ」一つで物事は解決しないんじゃないかな?

そう思うなら、人の事悪く言うより、自分が何が出来るか?考えて行動した方がよくねーか?

募金、ふるさと納税、必要な情報発信、励まし、応援、色々あると思うべ。

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