2019年4月14日日曜日

世の中の矛盾や不正、理不尽の根源は、自ら得た知を自分の為だけに使うからだ。

>世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。

そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。<
「がんばっても報われない社会が待っている」東大の入学式で語られたこと 引用

かつて、大学生に向かって、ここまで厳しく、そして他人に対して愛情を持つ事を言った教育者がいただろうか?と疑問に思うほど、力強いスピーチだった。

オイラは高校卒業をしてから、先輩たちに助けられて、長い年月を掛けて成長出来た。
中には卑怯なヤツもいたが、ほとんどの人が助けてくれた。

知識と経験を積んで、ようやく実績が出せるようになったけど。
今でも思うのは、部下となるパート、アルバイトのお陰だと思ってる。

一人で大立ち回りをしていても、最終的には周りが協力してくれなければ実績は残せないのだ。

とくに「ご理解ください」って部分には相当頭と根気を使っていた。
相手に分からない事を理解してもらうには、信頼を勝ち取る以外に方法が無いからだ。

だから、いつも助けた。
自分の持っている商品知識と経験は惜しみなく他人に使った。

でも、中には自分の為だけに商品知識と経験を使うような人がいるのだ。
そういう奴に限って、なぜだか大卒のようなヤツが多かった。

あれが異様なほど、業務を阻害し、チームワークを乱し、周りの人間が平伏するかのように意義も唱えず、喧嘩すらしなかったのが我慢できなかった。

ネタや素材を集めてガチンコ勝負したこともある。

知識や知恵、経験など、他人の為、特に部下やまだ未熟なものに対して使ってこそ意味がある。
あくまでも個人的主観だが、それがオイラがどうにか実績を残せた理由でもあると思ってる。

また、オイラが赴任すると、必ず業績の悪い店って数字が上がっていた。
これは何度も説明をしているけど。
オイラがダントツに個人成績が良かったわけではない。

いつも念頭に置いてたのは、スタッフ全員の底上げだ。
本来これやるの店長の仕事だけど。www
やらないのか?やれないのか?やる気が無いのか?そういう店長は圧倒的に多かった。

全員が一定のスキルを持ってるから、店の売上が上がるわけ。
誰かひとりが強力な権限と実績を出す組織だと、全然店の数字が上がらない。

つまり、ある意味、オイラの個人実績を犠牲にしてでも、他のスタッフ教育に時間を相当割いたという自負すらある。

頭のいいヤツが、自分の為だけに使う事を見ていると、腹が立つ事を通り過ぎて、虫唾が走る。www
だから、このスピーチは全国の大学生に、毎年言い続けてやりたいって思うほどだ。

そして、世の中の理不尽とは、そういう自己中心的な連中が生み出すものなのだ。

つまり、こいつらが将来自分たちが得た知を、他人の為、弱者の為、未熟者の為に使わなかったら、いつまで経っても、世の中の矛盾や理不尽は治らないってことを指し示す貴重な話なのだ。

マジで心して聞け!と叫びたい。

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