日本がウクライナの歴史を知らないように、ウクライナも日本の歴史を知らないのだと僕は思う。
ただ、一般人が無知を晒して恥をかくのと、国という看板を掲げて恥をかくのでは、かなり落差があると感じる。
韓国のように歴史そのものを改変する国はともかく。
ウクライナという遠い地では、日本なんて「どこ?」と思われても仕方がない。
日本人でさえ、ウクライナの正確な位置を把握してる人は少ないはずだ。
今回の紛争で初めて知った、あるいは初めて地理的、歴史的な事を知った人がほとんどだろうし。
僕自身もそうだ。
アメリカの演説で真珠湾攻撃を指し、公式Twitterで天皇を名指しし、それに反応するように「応援するんじゃなかった」というが、お互い無知なのだから、その無知を修正することから始めるべきじゃないか?と思う。
「天皇への侮辱」この一点だけを取り上げると、まったく話にならない。
それが真意なら正しい認識を伝えるべきだし。
誤った考えなら謝罪するべきだろう。
どちらにしても相互理解が欠けては、戦は出来ない。
当の日本人でさえ、まともな近代歴史を知らない人が多いでな。
あんまり他国の事ばかり言えない状況ではある。
僕らが子供のころからよく聞かれた言葉だが「今の総理大臣って誰かわかる?」と。
これを答えれる小学生は少なかった。
天皇に至っては名前すら知らない。
恥ずべき所は、日本にも大いにあるので、こういうことを契機に学び直す機会にするべきじゃないかな?
僕が残念に思うのは、こういう事態に直面して、日本人が「諦める」という態度を示すことだ。
日本人が日本語しか使わないのも原因だろうけど。
こういう時「応援するんじゃなかった」とかではなく「これは間違いです」と英語や相手国の言葉で反論すべきことだと思う。
日本人は反論を好まない。
しかし、世界の常識では「異論があるならどうぞ」なはずだ。
日本の「そういう態度ならもういいよ」的な反応は、まだ子供じみた態度なんじゃなかろうか?
正しいと思うなら、わからない言葉でも翻訳ソフトを使ってでも、反論するのが筋で。
相手にしない態度は「それを認める」という事につながるって、気づいてない日本人の方が多いと思う。
これまでの日本の外交は、そういう態度を繰り返してたから、間違った歴史を世界中に置き去りにしたままなんだと思う。
これが日本国民が相手国の言葉で反論してたら、とっくの昔に日本という国は敗戦という呪縛から抜け出せてたかもしれない。
敗戦を受け入れ、それ以降、一切の反論をしなかったツケが今回の事態を招いたともいえるんじゃなかろうか?
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