2022年4月19日火曜日

自宅ゲーセンから学ぶ、ゲーセンのあるべき姿。。。

 Twitterに時々流れて来るのだけど。

「自宅ゲーセン」


一昔前なら「夢の空間」だったんだけど。

今や、割と簡単に手出しする人が出て来てる。


たぶん、価格が安いものもあるんだろうが、僕はアーケード基盤の中古市場については、まったく価格感覚が無いので、わからない。


ただ、お金の両替機を置いて、テーブル型、アップライト型、専用筐体とズラズラと並べて、「うん、これがゲーセンだよな」と思ってしまう。


僕が常々、「昨今のゲーセン、ゲーセンじゃなくなった」論を言うけれど。

もしな、あれが、生粋のゲーセンに戻したら、今の10代からしたら、「何あれ!?」と思われるに違いない。


あの子らにとって、ゲーセンとは「UFOキャッチャー、メダルゲーム、パチンコ、パチスロ」が置いてある大型店であって。

ゲームがビッシリ敷き詰められた空間なんか、ほとんど見る機会が無いのだと気づくべきだ。


これはいわゆる「レトロ喫茶」みたいなもんで。

今の20代くらいの女性は、レトロ喫茶にハマってる人もいる。


時代のカルチャーってものは、その時代に置き去りにされていて、その当時を知るお客さんを置いてけぼりにしてたり、新規のお客さんは眼中に無い商売をしていると思った方がいい。


これがもしわからないのであれば、商売ってこと、お客さんってことを理解していない。

「あれだけ熱心に通い、金をつぎ込み、良い思いでしか残ってない、あの場所を再現するだけで、商売になるの」


要は、ゲーセンというサービスを事業者が提供してないから、自分で作るってことになってんのよ。

つまり「そこに需要はある」と断言出来るわけ。


もし、今もゲーセンが、ゲーセンの姿を消し去って無ければ。

僕が予想してた、「未来のゲーセン」ってのは、新旧織り交ぜた空間だったの。

なので、そこには年を取った50代、40代ゲーマーがいて、グラディウス、雷電のようなSTGを軽々とクリアし。

10代のような子は、今時のカードゲームで遊ぶとか、全年齢が得意な分野で、みんなが集まる空間をイメージしてた。

だが。

ゲーセンって、いつの間にか、ゲーセンじゃなくなっていて。

取れない高価なキャラグッズを景品にして、カラオケやって、パチンコ、パチスロ置いて、メダルゲームに場所を取り、旧ゲームはほぼ撤去。

「これでどうやって商売すんだろ?」というのが僕の感想でしかない。

全年齢がやって来る店を、こういう形で具現化して、それって「収益ベース」を維持することに必死になって、「お客さんに楽しんでもらう」という大前提が崩れてると思うのよね。

ここ両輪としてバランス取るのがゲーセン経営だと思うので。


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