2020年8月30日日曜日

多数派が正義とは思わないし、少数派が排除の対象だとも思わない。利害関係が衝突してるに過ぎないのだから。

「なれの果ての僕ら」という漫画を見て思ったこと。 

凄く曖昧な概念を抽象的に描いて納得させているが。

仮に選挙という多数決ならば、それは役割が決まってるから可能な手段だ。

イギリスのEU離脱のように国民に丸投げした場合は分断しか起こさない。

政治は利害関係を調整するのが仕事だからな。

選挙で選ばれた人らが利害関係を調整するから社会は成り立ってんの。

少数の意見を排除するとかそういうレベルじゃないぜ。

その証拠に弱者を救済する法案を作るのも政治家の仕事なのだから。

企業と雇用者との利害関係を調整もしてるだろ。

経営者と雇用者で言えば絶対数は雇用者の方が多いわけだ。

しかし、多数決ではないだろ?

利害が一致しているから、会社で協力関係が築けている。

一致しなければ労働闘争に発展してるじゃん。

それでも数の多い労働者側が必ず勝つとは限らないんだぜ。

多数と少数による正義論なんて、どっちも利害関係で衝突してるだけに過ぎない。

衝突を回避するのが政治家の仕事。

それを一歩間違えて、過激思想で先導する奴らがいるわけ。

それは政治ではなく革命ってやつだ。

革命で成功しても、その役割分担が決まっていない事が多く。

ほとんどの場合、内戦状態に突入するのはそういうこと。

さらなる少数派から革命を起こされ続けるんで。

それが負の連鎖。

0 件のコメント:

コメントを投稿