2024年3月31日日曜日

9年のブランクを経て、任天堂に感じたこと・・・( ゚Д゚)

 2006年

ほぼ9年ぶりくらいに、テレビゲーム売り場に戻って来た


9年の間

雑誌を読んだりしたことはあるが

販売の中枢から離れていて

詳しいことは知らないことが多かった


遠めに見て「売れてるな」「売れてないな」くらいの認識

「もう少しこうやりゃいいのに」って思うくらい


売り場復帰して思ったのが

「いつの間にか、任天堂の社長が変わってる」で

一応、変わったことは知ってたけど

「誰?」なわけだ


ネットで調べたけど

当時だと情報少なくてな

名前、年齢、就任した時の挨拶くらいしか無い


多少時間がかかったけど

とある個人が作ったHPかブログか

そういうのにたどり着いた


ようやく岩田聡社長というのが、どういう経歴なのか?

理解に至った


人物像が見えてきて

「ああ、なるほど、そういう人を指名したのか」と納得した

恐らく、後継者と目されていた人はほかにもいただろうが

任天堂と相性がよく、今後も発展できる人材は「この人だろうな」と直感的に思った


と、同時に

「ゲーム人口の拡大」というキーワードを聞いて

「あ!1997年ごろ、俺が似たようなことを言ってたのに、同じ考え持ってる人だ」と思った次第


97年ごろだと

「マニアックな方向性も必要だけど、受けがいいからって、そっちに突き進むと、先細りして、盆栽みたいなコアな趣味に陥る」ってな


岩田社長になってから

wii、DSでは店内にカタログが、ほぼ毎月送られてきた

ネットを使った株主総会動画も公開された

ニンテンドーダイレクトのように直接新作情報が公開された

これらは、今は当たり前だが

当時は全く新しい方法論だった


が、俺は「これでいい」と言ってた

個人的にマスコミは信用していない

株主総会の情報だって、切り抜きなんでな

ファミ通でようやく、紙面で切り抜き無しの文面だけだったし


株主総会でさらっと情報公開してて

後になるとわかるのよ

「これが重要ソフト戦略」って


公開時は誰も気にしてない

俺は毎回、動画すべて見て「どれが売り上げの柱になる?」って注意深く見てたけど

それでも「あ!あれだったんだ」って後から気づいた件はいくつかある


それくらい、さらっと公開してんのよ


岩田社長になって任天堂の体質は変わったと感じた

なんせ、ファミコン、スーパーファミコン時代を知る俺にとっては

任天堂は「こいつらヤクザか?」って思うほどだったんでな


個人的に思うのはPSに負けて下野したことが、よかったんじゃないか?って思う次第


いつの間にかだが

「売ってやる」って態度から「小売店さんあっての我々ですから」って当たり前の姿勢に変わったわけよ

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