2024年2月27日火曜日

テレビゲームの発注を言い当てるって、挫折と経験を得てないとダメって話

 ゲームの発注なんて、やったことが無ければ、だいたい「勘」や「好き嫌い」でしか判断されない

これは、自分自身にも言えることで

まだ小学校、中学校くらいだと、この傾向があったと思ってる

特に意識していたのは「人気作」って所で

市場(ユーザー)の反応を見て「売れる、売れない」を判断してた

だが

ブルート呉店に入り浸っていて、何度か「え?」という事に遭遇した経験がある

「若い時の挫折は早めに経験した方がいい」というが

まさにこれだ

若い頃特有のものだが

「これだろ」「これしかない」「これで大丈夫」ってな三段論法が組みあがっていて

自分の浅はかさ、経験の少なさ、世間知らず

これらを実感した次第

例えば「星のカービィ」が、あんなに売れるとは思わなかった

店長は「ティンクルポポ、ティンクルポポ」って、言ってて

「売れると思った」って言ってたわけだ

1992年の発売なので、俺が高校3年生くらいの時か

この高校3年間の間に

なんどか、同じような事を経験していて

他にも

「シャイニングアンドザダグネス」「ポケットモンスター」なんて、発売前にタイトルすら頭に無く

発売後になって「あれ?売れてる」って認識したソフトもある

これらに共通するのは

「市場(ユーザー)の反応追いだと、後追いにしかならない」ってことだ

事前に察知する能力

これは別のアンテナが必要だとわかった

店長が言ってた

「宮本は外さない。しかし、手堅すぎる」と

店長が僕を育てようとしたわけではないのだが

結果論として育成モードになってただけだ

だから、未だに思うわけ

「あの人は僕にとって師匠ともいえる」と

switch発売半年前に「これは売れる、たぶん売れる、恐らく売れる、もし売れなかったら、二度と店に立てない」まで言って言い当てたり

PS5発売2年前から「言うほど売れんと思うで」と言い続け

実際出たら、転売屋に人気なだけで

ソフトはからっきし売れない

PS3とWiiが出た時も

「次世代機の本命はPS3だろ」ってみんなが思ってる中

僕もそう思ってたのに

発売半年前になって「あれ?これもしかして逆かも?」と気づいたり

「XBOX360は丁寧にやれば、XBOX難民がうちにやってくる」って思ってやったら、日本一の売上になったり

これらすべて、ブルート呉店での挫折と経験による産物だと思ってる

だから、あの店が無くなった事は残念だし

店長が亡くなった事も本当に残念でしかない

もう一つ言えることは

これだけのスキルを手に入れたのに、今はそれすら手に付けられない状況ってところだな

ホント、人生ってのは上手く行かないものだ


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