2024年2月18日日曜日

Windows95発売前夜

 93年4月入社して94年5月からパソコン売り場に変わったのだけど

この時、すでにWindows3.1が発売されていて

売場にはPC98が5~6台展示されてたかな?

ノートもあったように思うけど、まだ白黒だった

展示台数も1~3台程度

売れ残ったFMタウンズが1台あっただけ

まあ、さみしいPC売場よ

元々が総合家電量販店だったので、PC売場なんてこんなもん

僕が来る前にWindows3.1が発売されていたので

そのころの話だと

「メーカーはGUI搭載で画期的な操作になるから売れるというけど、発売が延期されたのもあって、イマイチヒットしなかった」という

どうも現場レベルでは

「これまでもX68000やFMタウンズでGUIを搭載したが、決定打になったことが無いので、Windowsもそれほどヒットしないだろう」というのが、当時の売り場感覚の共通認識だったらしい

それがWindows95が発売されるちょっと前になると

「たぶん、この次のOSは来る」ってちょいちょい言い始めていて

この時でさえ、意見は半分に割れていた感じだ

発売日の状況をテレビが報道して

一気に情勢が覆った感じがある

それまでは「まだワープロの時代は続くよ」と思われていた

それと「GUIはヒットしたことが無いから、まだDOSコマンド」というユーザーもいて

俺からしたら「それは今までPC使ってた人の理論で、これから使う人の事を考えたら、GUIは必須やろ」って思ってた

だけど、これも売場、ユーザーの共通認識だったのだけど

「GUIを搭載するには高解像度モニターが必要で、CPUも高速処理が求められ、メモリもこれまで以上に必要になる。便利になってもそんなの高くて誰も買えんで」と言われていた

だから、95年を境にPCが値下がりするなんて、だれも予測してなかったのよ

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