2024年5月3日金曜日

ワープロとゲーム機を販売してた頃のこと・・・"(-""-)"

 家電量販店のダイイチ(のちのデオデオ、エディオン)に入社って93年なのだけど

この時、特に「ゲーム売るの得意です」なんて言うわけもなく

淡々と「僕素人です」って感じで、仕事してたの

まあ、家電製品のことは興味あるけど、知らないこと多いでな

翌年、94年と言えば、テレビゲームで32ビット次世代機戦争が勃発する

この時、家電量販店でも一部販売されるわけよ

3DO、セガサターン

プレイステーションは別ルートだったし、取り扱いの指定条件が厳しくてな

普通の家電製品で売ることを拒んでた

この時「これじゃ売れんがな」って俺一人言ってた

3つ揃って、初めて集客力が発揮できる

本音を言えばスーパーファミコンとかも扱いたいのだが

スペースも考えれば無理なのはわかってて

「だったら次世代機だけでええわ」ってこと

それすらかなわない状況で売るわけよ

そしたら「なんでお前はそんなにゲームに詳しいんな?」って思われてて

けど、みんな直接は聞いてこないの

腹の中では「こいつはオタクだからか?」って思ってる節しかなく

「なんで?」って聞けばいいのに、プライドなのか?聞かない

まして、ゲーム計で売上を上げているのに(全店やエリアで1位、2位

「よく売れてる」とすら言わない

てか、みんな興味無かった感じ

そして、最悪だったのは、売上を上げているのに、「仕入れるな」だとか「そればかりにかかりきりになるな」という上司がいたこと

単純に売上金額だけ見れば、ワープロよりゲーム機の方が売れてたのよ

もうそのくらい、ワープロの販売力は下がって来てた

なのに、「ワープロ売れ」って言うわけ

俺の商売の考えは「売れるものを売る、売れないものを売っても労力がかかってコストに見合わない」ってことで

単純なの

でも、会社としてはワープロを全店、エリアで1位や2位で売った方が店長から褒められるわけ

俺からしたら「こいつら頭大丈夫か???」って思うわけよ

この頃のワープロって年末商戦くらいしか売れなくなってたの

もうワープロの時代が終わろうとしてたでな

決定打になったのはWindows95の登場だった

あれでワープロはとどめを刺された

年間でずっと売上パワーが落ちないゲーム機

まして、テレビゲームは年末商戦だと爆発的販売力を出す

対して、年間でぼちぼち売れて、年末の年賀はがき需要の時しか売れなくなってたワープロ

でも、過去の成功体験から抜け出せないっていうけど

まさにあれはそういう光景だった

0 件のコメント:

コメントを投稿