2018年11月11日日曜日

久しぶりに家電量販店へ。

昨日は後輩と行動した一日だったのだけど。

最初にプリンターが壊れたとかで、家電量販店へ。
てか、元職場。w

久しぶりにパートさんとかに会ったんだけど。
「あれ?あの子ギャルだったのに。。。w 落ち着いたな。」って思ってたら、去年結婚して子供も生まれるらしい。w

いや~7年も経ってんだからそりゃそうだろ。w

んで。
後輩が言うには「昔すすめてもらったダイソンの掃除機、そろそろ買い替え」ってな話で。
まだ先らしいし、決めるのはかーちゃんなので。
とりあえず下見。

「どれがええかのぅ?」と見てみたけど。
価格、性能、サイズ、重量、排気のクリーンを考えると。
ダイソンで39,800円ってのを見つけた。
普通のコードのヤツ。
コードレスだと7万くらいするんでな。
ちと高すぎるってのが結論。
便利なようで縦型スティックは、取り回しが良いとは思えんし。

個人的には普通の掃除機タイプにしてコードレスにした方が良いと思う。
昔パナソニックが出してたんだけどね。。。
あれは64,800円もしたけど、ガンガン売ったな。

さて、他に34,800円のタイプも後輩が見つけて来た。
そしたら店員がやって来て、接客し始めるんだけど。
ふたりで顔を合わせて笑ってしまった。w

まあ、多分オイラの方が詳しいはずなんで。w

結局、それぞれの違いや自走式タイプなど、説明のポイントはほぼオイラがやってて、まあ、電源入れて動かしたかった時だけ店員の兄ちゃんにお願いしたくらい。

ダイソンの場合、価格の違いは付属のブラシの数で決まる。
本体の性能そのものは全く同じ物なのだ。
店員の兄ちゃんはそこまで理解してなかったっぽい。

メタルギアじゃないけど「ブランクがあるとは思えん」って感じ。www

そーいえば。
昨日、後輩とドライブ中に色々話をしたけど。

現在の家電量販店は、大型化してしまって。
均一化した政策に舵を切ってしまっている。

これは色々問題があって。
まず、個人によって力量差があること。
そして、店舗ごとにも差がある事が原因なのだ。

特に地域の家電量販店が合体した所など、もっと複雑で。
社名としては一つでも、実際にはすんげーデコボコな状態。
号令一つ掛けても理解出来て行動できる所と、全く理解できず、勝手な事をやり続ける所もあるわけだ。

また、人員に関しても問題で。
最少人数で最大の売上を出そうという発想に切り替わってしまったので、一人当たりの坪単価って考えだと、配置できる人員がギリギリ過ぎて、二つの部署をまたいで担当させるとか、責任者一人が二つや三つの部署の責任者を兼務するとかになる。
これじゃ目が行き届かないし、チラシ出稿のチェック、価格チェック、在庫チェック、売上管理など、偏った管理や気づきを忘れてしまうなど、実際のところ回ってないのが現実だ。

店舗運営で社員・パート・アルバイトの比率も変わり、5:5や4:6くらいに変わってきているので、正社員比率が下がっている。
これは何が問題か?というと、フルタイムで働かないパート・アルバイトが存在するので、頭数はいるように見えて、実際には穴のある時間帯が発生するから、接客や作業にロスが出るって事だ。

それらを背景に、POPなどそれまでは店舗や担当者が考えて作っていた時間を奪われてしまったため、本部が一括して制作し印刷のみで貼り付けるだけの作業になってしまっているわけだ。
これでは商品を知って書くという作業が奪われるので、何も知らないままおススメPOPを貼り付けている状態になる。

その他に、20年くらい前までは、店ごとや売り場ごとにメーカーと仕入れ交渉をして、数十万や数百万単位の原資を獲得して個別にセールをしたり。
売りたい商品や現地でニーズのある商品に舵を切って、集中販売を行うというのも当たり前だったので、担当者の能力がバイヤー並みに必要だった。

これも本部で一括仕入れに切り替わり、原資も本部側で吸収して全店の運営に回すカタチに変わってしまった。
当然、現地のメーカーセールスマンに持たされる原資の自由度は下がり、仕入れに関する交渉能力も下がったのだが、相変わらず上司からは「仕入れてもらえ!」って号令が掛かるという悪しき習慣だけ残って現場が疲弊しているを見ている。

これには個人的には反対で。
こんなことをやり続けていたら、組織が弱体化するだけだ。
実際、メーカーが家電販売から撤退せざるを得なくなった原因は、このような現場の能力を引き下げるような事を20年も続けたためだと思っている。

均一化した販売体制と仕入れって「大量仕入れによる低価格を実現」って言葉に騙されやすいのだけど。
それで顧客が満足したか?というと、また別の問題が発生しているのが現場なのだ。

というのも、地域性ってのがあって。
近くに日立の工場があると、やっぱ親戚の子や家族が勤めてるとかで、日立を買う事になったり。
元々、そういう地場産業と繋がっていると、自然と販売シェアが高く、顧客の意識もそっちに高い傾向がある。

誰でも地場の産業を応援したくなるし、近所で作られたって製品を買いたくなるのはアタリマエダロ。

必ずしも、性能だけでモノが売れるんじゃないってことだ。
また、関東でオープン応援に行って衝撃的だったのが「1万円で」っていう人はホントその価格でしか買わない。w
そして「ピンクが良い」って言われたら、ホントに値段関係なくピンクしか買わない人が居た。
そして一番衝撃的だったのが「芸能人の〇〇が宣伝してるヤツ」って指定する人。
このタイプの人はすんごく多くて驚いた。w
メーカーが高い広告費を支払ってまで、有名人を起用する意味が初めて理解出来た瞬間だった。

広島他、田舎でそんな買い方をするヤツなんか見たことが無い!www

だから、本部が低価格を実現するために大量一括仕入れを行っても、会社全体の在庫を見ると売れてる店と売れてない店の落差が激しいことになっている。

この一括仕入れによって在庫をコントロールするという手法は長年、上手くいっていなくて。www
「本部一括を優先的に販売しろ!」と号令が何度も飛ぶけど。
現地のニーズに適してないと薦めても嫌われるのがオチだ。
だから売れないし、逆に顧客離れを起こす。

でも、日々の売上は追いかける必要があるので、売れる商品にシフトするのは現場では当たり前なのだ。
これにはさすがに店長も理解を示すしかなく。
本部のご機嫌伺いと、現場の現状で板挟みになっている事も多い。

店の店員は店長からは「売れ!」と言われ、本部からは「これを売れ!」と言われるわけだから、「どっちをどうすりゃいいんだよ!」って事になりかねず、実際パートさんとかだと「何を売れば良いのか分からない」っていう人もいたくらいだ。

オイラは割り切るタイプなので。
「ああ、あれはほっといても売れるんで、お客さんが指名したら売れば良い。それよりこっちを一度だけ薦めておいてくれ。その方がお客さんを敵に回すことも無いから」って言ってたから、パートさんも「それならできる」って言ってたくらい。

掃除機のアイテムがだいたい60アイテムくらいあったかな?
そこに本部一括仕入れのアイテムが5品くらいあると、販売をするバランスが崩れてしまう。
というのも、1~6万円くらいの価格差があるので。
単価アップしながら販売をしようとすると、本部一括したチラシ商材が余るし。
一括仕入れした商品を集中販売すると、単価がグチャグチャになってさらに、月間トータルだと予算の目標に到達しないなど、おかしな現象が発生しだす。

「計画仕入れ・計画販売」は基本中の基本なのだけど。
計画通りに全部売れるとは限らないわけで。
どうやったって、偏りは出るのだ。
ここを是正しながら、日々の売上を積み上げるってのは、担当者の力量による。

だから、本部一括仕入れとか悪習でしかないと思っている。
しかし、本部一括をしなければ原資を獲得できないので、会社の利益に直結する。
とても悩ましい問題を抱えたまま20年が経過したわけだ。

だから、今現在の売り場担当者のスキルは販売力、知識力、交渉力全て低いと言って良い。

とまあ、こんな話をしたら「その話には同意する」って後輩が言っていた。
オイラが会社を辞めて、他の人の接客を受けることが多くなったことも要因だろうけど。
どうも納得してない感じだった。

後輩曰く「個人の電器屋の延長線でやればいいのにね」だった。w
まさにその通りだ。
顧客のニーズ(自分の話を聞いてくれる)って、そこにしか無いんだよねー。。。

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