2022年3月20日日曜日

今日はパナソニックの3DOが発売された日らしい。。。( ̄▽ ̄)

3DOが売れなかったという史実は広く知られていることだけど。

当時が一体、どういう状況だったか?証言しておく。w

 

初期ラインナップが「誰に売るの?」というものでな。

3月20日 ウルトラマンパワード(バンダイ)

3月20日 ザ・ライフステージ(マイクロキャビン)

3月20日 チキチキマシン猛レース(フューチャー・パイレーツ)

3月20日 ファイアボール(日本データワークス)

3月20日 ペブルビーチの波濤(T&Eソフト)

3月20日 山村美紗サスペンス〜京都鞍馬山荘殺人事件〜(パック・イン・ビデオ)

こういう風になってる。

まず、ウルトラマンパワードは対象は小学生や幼稚園になりそうなんだが、54800円もする本体を買ってもらえるわけがない。w

年齢層高めにリーチするのだと、ペブルビーチの波濤なんかは、いいのだけど。

すでにスーパーファミコンなどで出てたものなので、目新しさが無いし、わざわざ高いハードに買い替える動機にもならん。

山村美紗サスペンスとかも大人向けなんだが、ADVって実写でヒット作は未だに無くてな。

サスペンスモノが好きな層は、テレビのように見る方が好きで、自分で捜査するって意欲は無いのよ。

では、この中で一番売れたタイトルは?というと。

「チキチキマシン猛レース」だったりする。w

これはなぜ売れたのか?「わからん」というのが実情なのだけど。

購入層が本当に年齢が高かったのが要因としか言えない。

実際、50歳以上の人の購入率が高くてな。

接客して話を聞き出すと「スーパーファミコンとかおもちゃ」という反応が返って来る。

そして「任天堂?あそこは名札の会社じゃん」という。

この後、ソニーのプレイステーションが出るけど。

似たような現象があって、購入層は20代と若いのだけど、「スーパーファミコン、セガサターンはおもちゃ」と言ってた。w

「ソニーは家電製品」とかなんとか。www

これが偽らざる当時の顧客の反応だった。

補足しておくと。

チキチキマシン猛レースって、レースでどれが一位になるか?を当てるだけのゲーム。

これが50代以上のおじさまには、「遊べる」しろものだったってこと。

要はパチンコと同じ原理で、当たりか?ハズレか?の結果待ちだけのゲーム性なの。

この時、「やっぱりコントローラーを直感的に操作することは、この年齢層には無理なんだな」と再確認した。

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