なんだかまた「生活保護」って単語が飛び交ってる。
どうやら、有名人が生活保護を受ける人より猫を救いたいみたいなことを言ったのが発端らしいが。
前にも話したと思うけど、、、
「他人の金を数えても、お前の懐は一円も増えないし、一円も減らない」と。
この理屈が分からない人らって、「僕は高額納税者だから」とか「僕はこんなに働いているんだから」とか、「生活保護でパチンコなどけしからん」とか、まあ、だいたいそういう発言だと思う。
で。
実際に生活保護を受けてパチンコや競馬したとして、「お前の何が減って、何が増えるんだ?」としか思えない。
極論を言えば「自尊心」という心がすり減って、「妬ましい」という気持ちが増えてるだけだろ?としか思えない。
金に換算すれば、一円も増えも、減りもしてないのだから。
そもそも、生活保護など「制度」に過ぎず、よく「最後のセーフティーネット」と呼ばれるけど、ただの「制度」なんでな。
出産すれば「出産一時金」、住宅を買えば「住宅ローン減税」、年齢に達したら「年金」を受け取るってのとなんらかわらん。
制度である以上条件さえ満たせば、国民誰でも受けることが出来る。
それが「制度」だ。
僕の考えは「働ける人は働くべきだし、病気の人は治療に専念するべきだし、条件が揃ってるなら制度は利用した方がいい」という考えだ。
国民の三大義務は「教育」「勤労」「納税」なのでな。
しかし、世の中にはハンデを負った人がいる。
障害者だったり、病気だったり、そういう人らと同じように「勤労」とか「教育」なんて出来るわけも無いし、「納税」だって、少額になったり、免除されることだってある。
それが国のルール(社会保障)なのだ。
もし、そのルール(社会保障)が撤廃されたら「貧乏人と病人と働けない人は死ね」という社会にしかならない。
それでは国が荒れる。
社会保障があるから、平穏に暮らせてる。
そして、「納税」してるから、警察、消防、自衛隊、裁判所、市役所、政治は機能しているわけで。
納税がすべて生活保護に使われてるわけじゃないってことだ。
税金の使われ方は様々よ。
今まさに災害が各地で起きてるけど、その救助、再建、修繕などにも当然使われる。
被災された人の生活を支えるためにもつかわれるし。
そして、いつなんどき、自分に病気や災害、そしてリストラだって、降りかかって来るかわからんのよ?
これも何度も言ってるけど「明日は我が身」だ。
「自分だけ特別、自分だけ大丈夫、自分は関係ない」なんて思っていたら大間違い。
誰しも、ある日突然、人生転落することあるんでな。
オイラは現役で仕事してた頃から、そういう考え。
なので、毎月ガッツリ税金持って行かれてたし、ボーナスでも差っ引かれてたけど、「まあ、しょうがない、明日は我が身よ」と言っていた。
税金を納めてることが偉いんじゃなくて、それは当たり前なの。
そして、困ったら制度を利用するのも当たり前なの。
この理屈が分からないというなら、すべての制度を否定して、すべての制度を利用するもんじゃない。
どの道、制度なんて「申請」しないと使えないのでな。
そこまで強気に言えるなら、制度を申請しなきゃいい。
でも、昨年「一律10万円給付」受けたでしょ?w
あれも制度なんでな、申請書書いただろ。
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