ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者のイメージはやっぱ、犬神家の一族なんだけど。
当時「ヒット映画の真似?」とか「版権取れなかったから、自作したか?」とまで思ったのだけど。
実際にプレイしてみて思ったのは。
「これは完璧にファミコンのために作られている」であって。
「タイトルに偽りは無い」って事だった。
コマンド選択式アドベンチャーが主流の時代になっていて。
もう順番から言えば、後発ではあるものの。
画期的だったのは、表示コマンド数が状況によって変わるってこと。
それまでのADVでは、すべてのコマンドが配置されていて、「その場」にそぐわないコマンドも実在してた。
それに「ヒント」がヒントとして機能してないこともあり、プレイヤーが気づかないってこともままあった。
ここにひらめきのようなSEを入れ、フラグが立つと新たなコマンドが出現したり、後々、物語に関係して来たりしていた。
そこはまさしく、金田一耕助が事件の究明をしている時に真実に近づいて行くときのBGMのようなものだった。
恐らく、着想やオマージュはあるにしても、当時プレイして「これは犬神家の映画同様、20年後でも評価されるはず!」だった。
が、気づけばっもう30年以上も前の作品になっていて、今頃、リファインされた。
これはヒット映画が、その後、何度も作り直されたのと同じかもしれない。
ただ、それが出来るのも、任天堂という豊富な資金力あってのことだと思う。
コレクターズエディションは一万五千本ほど、売れてるらしいけど。
DL版も含めた販売本数で言えば、一体、どのくらいだったのだろうか?
ここからは個人的な憶測だけど。
今回のswitch版が開発されたことで、今後、任天堂が別のハードでソフトを揃える時には、このデータを元に販売展開すると思っている。
なので、目先の販売実績や利益だけを見てはいないと思う。
これからの30年はファミコン版というクラシック版と、switch版というニュージェネレーション版の二つをどう展開して行くか?なんだと思う。
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