これは僕の論理なのだけど。
ゲーム業界の開発陣って、昔は10代、20代が中心で、上の世代ってまだいなかったのが80~90年代だと思ってる。
実はこれがすごく良くて。
一番売れる年齢層に近いから、感性も近いから売れたと思っている。
けれど、昨今、開発者も、だいぶ高年齢化していて、本当にリーチするべき客層が見えてないんじゃないか?と思っている。
相変わらずシリーズでヒットしているものは売れているけれど。
それも下の世代がついてきているか?というと微妙な感じなのが売場での感覚。
そりゃそうで、日本で一番多いのが第二次ベビーブーム世代だからだ。
ここさえリーチしてりゃ商売出来る。
しかし、それだと将来先細るのよ。
今、専門卒、大卒が中心になってる企業、大企業が多くて。
これはゲーム業界だけじゃないのだけど、それらが原因だと思っていて、「10代の感性に遠ざかってる」っていう実感がある。
「若者の〇〇離れ」という言葉が記事に踊るけど、それは間違いだと思っていて、若者にリーチする商品開発が出来てないのが要因だと思ってる。
だとすれば、やっぱせめて高卒くらいの年齢から採用して新陳代謝をしないと、企業は年老いた人らになっちゃう。
18歳と20歳では、明らかに感性が変わってしまうんでな。
よく、SNSでジェネレーションギャップ的な話が出るけど。
オイラは「あれでいい」とさえ思っていて、それが現場で起きなければ、会社は古い体質のまま、何も変わらんのよ。
上司に従順で同意するような、部をわきまえたような大卒ばかりだと、「おかしい」と素直に発言する人がいなくなる。
時々、大人が子供の素直な反応で「は!」と思わされるのと同じこと。
歳をとるほど物分かりがよくなるんでな。
それじゃダメなのよ。
10代の「こっちがいい!」という感性で、未来の方向性が分かる時って必ずある。
いつまでも「リサーチ」だとか「アンケート」だとか、そればかりに頼らないで、社内で発言出来る若い人材を抱えた方がよほどいいと思うよ。